海外でパスポートを常に携行する義務はあるのでしょうか?

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こんにちは、なぐもさむです。

皆さんは海外に行かれる際、パスポートを常に携行していますか?

私の初海外であるツアーで行った家族旅行では、ツアーコンダクターからパスポートをホテルのセーフティーボックスに入れるように言われました。

やはり、日本人の場合はホテルのセーフティーボックスに入れておく人が多数派なようですね。

しかし、私がここ数年出会った外国人の友人たちは、多くがパスポートの原本を常に携行していました。

ある友人に「ホテルのセーフティーボックスに置いておかないの?」と聞いたら、「当然でしょ?パスポートが無ければ、自分がA国から来たXという人間だと誰にも証明できないよ?」と返されて、衝撃を受けたのを覚えています。

そこで今回は、海外ではパスポートを常に携行する義務があるか否かについて書いてみます。

パスポート原本を携行するべき_1

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世界のどこでも通用する唯一の身分証明書

まず、パスポートの定義を確認してみます。

パスポート(英: Passport)または旅券(りょけん)とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官庁に保護を依頼する公文書である。

出典 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

パスポート以外にも渡航に関する文書はありますが、世界各国で公的に認められるのはパスポートだけです。要するに、国外においては唯一自分の国籍や身分を証明できる公文書ということになります。

そういう意味で、私の友人のように自分がA国から来たXだと証明するためにパスポートを携行するのは間違ってないでしょう。

パスポート携行が義務かどうかは国ごとに違う

自分の身分を証明する公文書ですから、携行するのがベターなのはわかりました。

では、パスポートを携行するのは義務なのでしょうか。

マレーシアの場合は、携行はほぼ義務に近いです。

マレーシアの場合はどうでしょうか。

マレーシアの日本大使館からは、以下のように周知されています。

  1. マレーシアでは、外国人に対し旅券等身分証明書の常時携帯義務を明記した法令はありませんが、入管法及 び旅券法には「入国管理官は出入国時に限らず、当国に滞在中の外国人に対し、旅券の 提示を求める権限を有する」ことが規定されており、実態としては、右法律が準用されております。この提示要求に従わなかった場合は、処罰対象となり、法的 手続きを経て有罪となれば刑罰が科されます。
  2. ま た、警察官には、警察法第24条(1)(a)(警察官は、その行動又は物の所持につき法令上の資格や、権限を必要とする場合において、当該資格、許可及び 権限を有する証を提示させる目的のために、これらの者を停止させ又は拘留することができる。)により、広範な職務質問権限が与えられており、同条(2) は、かかる提示要請に応じない者は、逮捕状なしに逮捕され得る、とも規定されています。
  3. 従って、邦人の皆様におかれましては、盗難紛失等に十分に気をつけていただきつつ旅券のオリジ ナルを常に携行するようお勧めいたします。旅券のコピーや旅券以外の身分証明書を携行しているだけでは警察官等から警察署等へ の同行を求められたり、状況によっては身柄を拘束されることもあるとのことです。

出典 : http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/guide/4.html

パスポート原本を携行しないと身柄拘束の恐れもあるわけですから、ほぼ義務に近いと考えていいでしょうね。

確かに、マレーシアでは日常的にパスポートを確認されることはありません。

問題は、検問などにより警察に呼び止められたときです。

私の印象では、日本にいた頃よりずっと検問はちょくちょくあったような気がします。夜間帯はちょくちょくありますし、特に旧正月や断食明けなど長期連休の前には多いですね。

検問の際には警察官に身分証明書の確認を求められますが、身分証明書と認められるのはマレーシアの国民IDカードかパスポートのみです。マレーシアの運転免許証でも国際免許証でも身分証明書とは認めてもらえません。

ぶっちゃけ、検問の主目的は身分証明書持ってない人とかに色々難癖つけてワ◯ロを徴収することなのですが・・・、パスポート不携行という理由でも警察官のご機嫌次第で身柄を拘束されることがあるのは事実です。警察の権力は日本よりずっと強いので。

面倒ではありますが、やはりパスポートを携行するのがベターですね。

日本の場合は、携行が義務です。

日本の場合はどうでしょうか。

日本では、入管法第23条にてパスポートの携行義務が明文化されています。

我が国に在留する外国人は,旅券又は各種許可書を携帯し,権限ある官憲の提示要求があった場合には,これを提示しなければなりません。

出典 : http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/zairyuu/ryoken.html

もし皆さんの友人が日本を旅行で訪問される際には、パスポートを常時携行するようにアドバイスしてあげてくださいね。

やはり義務でなくても携行するべきです

国によって義務かそうでないか多少の違いはありますが、国外で唯一自分の国籍と身分を証明する公文書であるのはどの国でも同じです。

となると、義務かどうか関係なく国外においてはパスポートは常に携行するべきでしょう。

不法入国や不法滞在でないのを証明するのはパスポートだけ

パスポート原本を携行するべき_2

パスポートには、入国する際にスタンプが押されるのが通常です。

そのスタンプにより、何年何月何日にどこで入国したかが記録されます。国によっては、何日間滞在できるかなどの情報もスタンプに書いてあります。(マレーシアの場合は90日間)

つまり、パスポートに入国のスタンプが押されており、かつ所定の滞在日数をオーバーしない限りは合法な滞在であり、不法入国や不法滞在にはなりません。

パスポートが手元にある場合は、パスポートとそのスタンプを提示すれば、相手が警察官だろうが誰だろうが自分の滞在の正当性を証明することができます。

パスポートは世界で通用する公文書ですから、原則これを否定することはできません。

パスポートをコピーで代用するなら対策も必要

ただ、どうしてもやむを得ない事情により、パスポートの代わりにコピーを持ち歩くほうがいい場合もあるかもしれません。

前述のように、運悪く検問などに引っかかった場合、パスポートを持っていないことにより、不法入国や不法滞在だと疑われる可能性はあります。

そこでそのような場合に備えて、パスポートのコピーだけでなく、合法的に滞在している旨を証明できるドキュメントも持ち歩いたほうがいいんじゃないでしょうか。

私はパスポートを持ち歩く時も含めて、ホテルのアドレスカード日本から往復する航空券の旅程表を携帯するようにしてます。

ホテルのアドレスカード

海外でホテルにチェックインする際は、パスポートの提示を求められて、フロントのスタッフはそれをコピーするのが通常です。

つまり、ホテルのスタッフは私のパスポートの原本を確認しているわけです。

警察官にも、「自分はこのホテルに泊まってるからスタッフに確認して!」とアピールすることができますよね。

日本から往復する航空券の旅程表

そして、警察官が警戒するのは不法に長期滞在するかどうかということです。

そのためにも、日本からいつ到着して、いつ帰るかを証明する必要があります。

すでに往復の航空券が予約済みでその控えをプリントしていれば、あくまで自分は一時的な滞在であり、近く日本に帰ることをアピールできますよね。

警察官とは冷静に話し合おう

警察官にパスポートを携行してない理由で咎められたら、これらのドキュメントを見せて、自分は一時的な旅行者である旨を冷静にアピールしましょう。

特に新興国の警察官は威圧的で感じ悪い人が時々いますけど、感情的になって相手の機嫌を損ねたらもっとひどいことになりかねません。相手にはそれだけの権力があります。

あくまでも冷静に、です。

まとめ

以上、海外でパスポートを常に携行する義務があるか否かについて解説してきました。

海外では自分で自分の身を守る必要がある場面がありますが、そのような場合もパスポートの原本で自分の身分を証明することで助かることは多々あります。

繰り返しになりますが、一番いいのはパスポートの原本を携行することです。

パスポートの破損や紛失に気をつけた上で、慎重な行動で海外の滞在を楽しみましょう!

それでは、また!

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