海外就職

駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしい件について

2018-06-07

こんにちは、さむさんです。

私も日本へ帰国してすでに1年以上。

最近は、私と同様に海外で数年間の海外勤務を終えて日本へ帰国する人が周りに増えてきました。

海外では日本にはない生活レベルの高さや開放的な面を楽しめますが、その一方で日本ではありえない不便さやもストレスもあります。

だから駐在員と現地採用を問わず、数年の海外勤務を終えた後は日本への帰国を選択する人は多いです。

しかし、現地ではいつも楽しそうにしていたのに、帰国すると急におとなしくなったり、ほぼ音信不通になる人も見られます。

今まで現地での日常生活をSNSとかでポストしてたのが、急にまったく投稿しなくなり、帰国すること自体を周りに公言しないで、こっそりと帰ってきたりとか。

海外勤務を終えて帰国することは、ネガティブなことなんでしょうか?

私はむしろ、駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしいと思うんです。

 

海外から帰国するのはマイナスのイメージなのか?

駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしい件_1

私が最初にバンコクに就職した時を思い出すと、家族にも心配されたり友人たちにも送別会とかしてもらったりして、わりと盛大に送り出されたような気がします。

私自身も、周りに『すごーい!自分にはできないよ!』なんてチヤホヤされて、『あっちに骨を埋めるつもりで頑張る!』と調子に乗ってたりして(汗)

しかし私の最初の海外就職のように、現地の環境が合わなくて数ヶ月で帰国するという人はいらっしゃいます。

海外で働いてみたい皆さんは、なぜ帰国を決断したのかを知りたいと思うのですが、帰国した人はあまり表には出てこないから、詳細がわからないんですよね。

海外へ華々しく出国した反面、数ヶ月で帰国した人も数年で帰国した人も、日本へ帰国するそのものがマイナスのイメージだったりするのでしょうか。

 

帰国は日本で今までの日常生活を続けるにすぎない

駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしい_2

帰国にマイナスのイメージを持つのは、日本の生活と比べて海外の生活を特別視しすぎている気がします。

確かに私の場合も、海外生活を始めた当初は朝オフィスに出勤して夜帰宅する日常生活以上に、日本を出て海外にいるという非日常感が強かったです。

いわば海外旅行の延長という感じですね。

そんな最初は非日常感が強かった海外生活も、現地で楽しいことや辛いことを経験して、やがて非日常から日常へと変化していきます。

最初は開放的に感じる東南アジアの年中温暖な気候も、逆に言えば年中変わらない単調な気候なので、同じような気候が続く日々に飽きてくる人も少なくありません。

ここまで来ると、日本での生活も海外での生活も特別な感じはなく、毎日繰り返す日常生活になってくるわけです。

もはや海外にいるからといって浮かれた気分にもならないし、冷静に自分の今後を考えた結果、日本へ帰る道を選択する人もいらっしゃるでしょう。

このように海外生活を終えて帰国するのは、住む場所や会社を変えて今までの日常生活を続けるに過ぎません。

つまり、日本国内で引っ越しや転職をするのと大きく違わないわけです。

帰国したら終わりというわけでなく、また国内で日常生活を続けるもいいし、再び海外で生活をする道を選んでもいい。

私自身も一度タイから帰国して、再びマレーシアへ行ったわけですから。

これで終わりでもないのに、マイナスのイメージを持つのはナンセンスですね。

行動を起こした自分をほめるべき

駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしい件_3

そもそも、海外に行ったというのは自ら行動を起こした結果です。

私の周りにも海外に行きたいと言ってた人はたくさんいましたけど、その中のごく少数の人しか実際に海外へは行きませんでした。

もちろん、それぞれの個人的事情やご自身の方向性を考えた末の決断ならともかく、多くの人は行きたいと口では言いながらも、最後の線を越えようとしません。

やはり周りの大多数の人と違う道を行くわけですから、決断をする前に不安になるのはわかります。

現地の治安や今後のキャリアが不安とか、様々な不安を持つ人からの相談を私は何度も受けました。

私が筋道立てて説明して、過剰に恐れる必要はないと理屈でわかったとしても、感情の面で不安がどうしても拭い去れない人は想像以上に多かったです。

だからこそ、実際に行動を起こして海外へ行った人はすごいんです。

たとえ現地で『これは違う!』と思ったり、現地に適応できない等の理由で数ヶ月の早期帰国になった場合も、それはあなた自身が行動したゆえに気づけた、意義がある方向変換だと思います。

海外に行きたいと言い続けるだけで行動しない人は、一生気づくことができません。

日本と海外それぞれの良いところ悪いところを体感することができたのですから、日本に帰国する道を選んだとしても、日本で前向きに生きていけるでしょう。

そんな自分の行動や決断に自身を持ってほしいし、自分で自分をほめてもいいくらいですよ。

まとめ

以上、駐在員・現地採用は日本へポジティブに帰国してほしい件についてまとめてみました。

人生は死ぬまでトライアンドエラーの繰り返し。

海外に行ったり日本に帰るのも、同じくトライアンドエラーです。

だから、日本への帰国はマイナスのイメージを持ったり恥ずべきことではありませんし、まして失敗でもありません。

海外経験のある視野の広い人を求める場所は必ずあります。

もし日本で転職活動を行うのなら、以下の記事を参考にしてください。

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海外での経験を生かして、お互いにがんばりましょう!

それでは、また!

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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