海外在住でも国政に参加できます。在外選挙制度で投票しよう!

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選挙の候補者

こんにちは、なぐもさむです。

本日2016年7月10日は参議院議員選挙ですね。

マレーシア在住の私ですが、すでに投票は済ませましたよ。

今回で二回目となる在外選挙制度を利用して投票してきました。

当然ながら、私もかつて日本にいた頃は在外選挙は経験ありません。

だから、在外選挙ってどういうものかはまったく知りませんでした。

そんな在外選挙制度は、どのような制度なのでしょうか?

こういうイレギュラーな選挙権を行使するためには、どのような手続きが必要なのでしょうか?

まだ在外選挙制度を利用したことのない皆さんにもわかるようにまとめてみました。

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在外選挙制度とは

まず、在外選挙制度とはどのような制度なのでしょうか。

外務省のサイトによりますと

海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。

これによりますと、投票できるのは国政選挙のみとなります。(残念ながら都知事選挙には投票できません)そして、在外選挙人名簿に登録して、在外選挙人証を持っている人が投票できます。

日本にいた頃は選挙が近くなるとハガキが届きますが、海外では自ら在外選挙人名簿に登録する手続きをとらないと、日本に帰国しない限り選挙権は行使できません。逆に海外ではハガキで通知される事もありませんので、大使館から配信される現地情報のメールマガジンを登録するなど、自発的に動いて情報を得ないと投票の機会を逃す事になります。

とにかく、まずは在外選挙人名簿に登録をしないことには何も始まらないわけです。

在外選挙人名簿に登録しよう

それでは、在外選挙人名簿はどうやって登録すればいいのでしょうか。

登録申請の流れは外務省のサイトで紹介されています。

それにしても、インターネットが普及した時代にも関わらず、処理の流れが恐ろしくアナログなのは否めないですね。

必要な手続きは以下の二点です。

海外転出届を提出する

まずは、日本で地元の役所で海外転出届を出さないといけません。住民票を抜くということですね。

これをしないと日本の住民税等も引き続き払う必要が出てくるので、海外に転出される前は忘れないようにしてください。

名簿登録の申請書を提出する

もう一つは、現地の在外公館(大使館など)で在留届を提出して三ヶ月以上連続居住した上で、名簿登録の申請書を提出する必要があります。登録申請先の一覧を見てみますと、首都にある大使館や主要都市にある領事館などで受付してるようですね。

ちなみにマレーシアは、クアラルンプールの大使館とペナン・コタキナバルの領事館です。

その後は申請書が日本に送付されて、外務省や地元の選挙管理委員会での手続きを経て名簿に登録されて、選挙管理委員会から外務省経由で在外選挙人証が在外公館に送付されます。この在外選挙人証を手に入れる事で、ようやく在外選挙制度で投票できるわけです。

手続きはお早めに

このようにアナログな手続きですから、申請から在外選挙人証の受取までどうしても時間はかかってしまいますね。私の場合も、申請から受取までは一ヶ月以上かかったと記憶してます。せっかく権利があるのに手続きが間に合わず投票できないのはもったいないので、できるだけ早く名簿登録を申請されるのをオススメします。

ちなみに大使館の方からは、「在外選挙人証の郵送は紛失の可能性がありますので、できれば大使館に受取にお越しになるのがよろしいかと思います。」と言われました。(汗)

でも、その為にまた休みを取って平日に大使館へ取りに行くのも面倒ですよね。私は郵送してもらいましたが、確かに郵便が紛失することは海外では多々ありますので、できれば受取に行くのがベターかもしれません。私は幸い無事に受取ができました。

在外選挙人証はこのような感じです。三つ折りにできるので、折りたためば通常のカードサイズになります。

在外選挙人証

在外選挙人証の裏

投票をしよう

在外選挙制度の投票については、投票方法のサイトで解説されているように三種類あります。

ここでは多くの人が使うであろう、在外公館での投票を説明したいと思います。

残りの二つの、まず日本に帰国しての投票は通常の投票とほぼ同じです。問題はもう一つの郵便による投票ですが、自身で投票用紙を日本の選挙管理委員会から取り寄せて投票するといったあまりにも手間も時間もかかる方法なので、実際にやる人はいるんですかねぇ。。。(汗)

投票の期間に注意!

在外選挙制度において注意なのは、日本よりも投票終了が早いことです。

マレーシアでは、日本大使館からのメールマガジンで在外投票の実施についてメールで周知されますので、登録されることをオススメします。

クアラルンプールの日本大使館における今回の参議院議員選挙は、6月22日の公示日翌日から投票が始まり、選挙一週間前の7月3日で投票が終了となりました。クアラルンプールでは期間中の土日も投票ができます。また、投票するために大使館敷地内に自分の車を駐車することもできます。

ただし受付期間は各国の在外公館で違いがありますので、大使館のWebサイトなどをご確認下さい。

投票する際には忘れずに

在外公館での投票の際は、在外選挙人証とパスポートを忘れずに持参して下さい。

大使館のようなところはセキュリティが厳しいので、パスポートがないと入場すらできない可能性は高いです。

また大使館の敷地内に入る前には、おそらく手荷物のセキュリティチェックがあると思います。クアラルンプールの大使館でも手荷物はX線検査を実施して、携帯電話やカメラは守衛さんに預ける必要がありますので、手荷物は最低限にしたほうがいいのではないかと。

実際の投票は

クアラルンプールの大使館においては、駐車場にある特設テントで受け付けています。基本的にはスタッフの方が指示してくれますので、それに従えば投票は問題ないでしょう。

また投票する際には、各選挙区の候補者一覧や比例名簿をファイルで見ながら投票用紙に記入できます。投票用紙を入れた封筒を自分で封をして、その封筒を責任者の人がさらに別の封筒に入れて封をして、それを選挙管理委員会宛の速達郵便で郵送する用の封筒に入れて封をします。

このように、投票用紙を三重の封筒に入れて、日本に着いたら速達郵便で郵送されるわけです。締切が早いわけですね。

在外選挙制度は日本でもまだ歴史が浅いし、当たり前ではない制度です。

これを機に在外選挙制度を調べてみましたが、日本でも投票できるようになったのは2000年以降になります。しかも当初は比例代表制のみであり、2007年からようやく選挙区にも投票ができるようになりました。

このように在外選挙制度は、日本においてもまだまだ歴史が浅い制度だったりします。

しかし、そもそも在外選挙制度が存在しない国のほうが多数派です。

私がいるマレーシアも、2013年の総選挙では華人をメインとした野党支持者が帰国して投票しようというムーブメントで盛り上がってました。しかしマレーシアは一度も政権交代をしたことが無い国。残念ながら政権交代は実現しませんでした。

また、日本在住で台湾出身の友人も言ってました。「自分は台湾に帰らないと選挙には参加できないよ。日本は恵まれてるね」と。

国政しか投票できない限定的とはいえども、我々日本人は選挙権を行使できる恵まれた立場にいるわけです。これを読んでいる皆さんもそれぞれ思うところはあるでしょうが、この権利を行使しないのはもったいないなぁと思います。(私も東京都知事選に投票できないのがすごく残念です。)

今回投票できなかった海外在住の方は、ぜひ次の選挙では投票してください。

もちろん、日本在住の方も投票に行きましょう!

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