こんにちは、さむさんです。
この前のシルバーウィークに、香港と中国(広州と深圳)を旅行してきました。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、中国はインターネットの規制がものすごいです。
よって、Facebook, Twitter , Google, LINEなど、日本では多くの人が使用するサービスを使うことができません。
これらのサービスを毎日フル活用している私にはそれは大きな問題になります!
多くの場合、中国からこれらのサービスを利用するためには、日本や世界各国に設置したVPNサーバーに接続して、VPN経由でインターネットに接続して利用するのが一般的です。
私はセカイVPNを利用していましたが、中国でもかなり安定してインターネットに接続できました。
しかし、今回紹介するプリペイドSIMはVPNを使う必要がありません。
国際ローミングで香港のサーバーを経由してインターネットに接続するという仕組みになります。
有料のVPNを経由するよりも安く安定して接続するし、ローミング込みのデータ通信料金もそれほど高くありません。
おまけに、LTEの高速データ通信を中国でも使用できる上、1枚のSIMで中国と香港の2つの電話番号を使用できます。
このSIMさえあれば、中国でも日本と同等のネット環境にすることが可能です。中国トップのキャリア中国移動(China Mobile)ですから、エリアは心配いりません。
それが今回紹介する、中国移動香港「4G/3G 1-Card-2-Number Prepaid SIM Card」(4G/3G一咭兩號儲值卡)になります!
目次
料金は?
このSIMカードについては120HK$で購入できますが、SIMの料金を引いた60HK$がデフォルトでチャージされている状態になります。
明らかにそれだけではデータ通信をするには足りませんので、SIMを買うついでにチャージもしたほうがいいでしょうね。
中国&香港向けデータパッケージについて
やはり通信無制限のプランはありませんが、データパッケージはあります。
多くの人がこのパッケージでデータ通信をされるんじゃないでしょうか。
1GB 30日分が118HK$、2GB 30日分のパッケージが198HK$になります。
1GBが約1800円(SIMも含めれば約4000円)ですので、高くはありませんが安くもないといったところでしょうか。
しかし、国際ローミングの料金と比べたら安さは一目瞭然ですよね。
香港のみのSIMカードはもっと安くなります!
もし中国の滞在が短くて香港の滞在がメインになる場合は、香港のみのSIMカードで十分な場合があります。
その場合はPCCW「Discover Hong Kong Tourist SIM」がお勧めですね。
5GB 8日分が118HK$で、香港内では通話し放題!データ容量も十分ありますから、チャージいらずで気軽に使えますね。
どこで購入できる?
香港ではプリペイドSIMはセブンイレブンなどのコンビニでも買うことができます。(パスポートの提示は不要です)
香港空港 第一ターミナルの到着ロビーにもセブンイレブンがありますが、今年の夏に発売されたばかりの新しいSIMだからか、まだ売ってませんでしたね。
なお、この中国移動香港は似たようなパッケージの製品がいくつかあるので要注意!忙しいコンビニの店員さんだと間違ったのを渡されそう。
一番確実なのは中国移動香港のお店で買うことだと思います。私もそうしました。
香港市内にもあちこちにお店がありますが、空港で買うのがベターでしょう。香港空港 第一ターミナルの出発ロビーH列付近にお店がありました。(YOKU MOKUの隣です)
到着ロビーにお店があればすぐに買えてありがたいのですが、私が訪れた際はまだオープンしていませんでした。(まもなくオープンするようです)
どうやら、香港空港第一ターミナルの到着フロアに中国移動香港のお店が開店したようです。
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香港国際空港の到着ロビーでプリペイドSIMを買う方法
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香港国際空港の制限エリア(入国前)でSIMを買う方法
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また、Amazonで事前に購入することも可能です。
香港空港で入国しないで直接フェリーで深圳に行かれる方は、あらかじめ購入されるといいかもしれないですね。
SIMのアクティベートとパッケージ購入
SIMを無事に購入したら、開封してスマホにSIMを入れて設定しましょう。(当然SIMフリーのスマホでないと使えませんのでご注意を!)
このSIMは英語と広東語のマニュアルがついてますので、設定方法とかはそこに一通り書かれていました。
SIMも通常のSIM、一番対応機種が多いMicro SIM、iPhoneなど新しいスマホに多いNano SIMのすべてに対応してますので、カッター無しで対応したSIMの形で切り取る事ができます。
このSIMの場合は、私のiPhone6に差し込んだらすぐにアクティベートされて有効になりました。
また、通常はデータ通信を行うためにAPN(アクセスポイント)設定が必要となりますが、自動で設定されたのですぐにデータ通信まで可能でした。
一部のAndroidは手動で設定が必要となりますので、説明書を見ながら設定してみて下さい。
しかし、一番のオススメは空港のお店で買って店員さんに設定してもらう事です。(店員さんが外国人旅行者に慣れてるから)
あと地味に忘れがちなのが、このSIMは香港経由の国際ローミングでデータ通信を行う事。
つまり、中国ではデータローミングがONになっていないとデータ通信できませんのでご注意下さい!
私もうっかり忘れてて、中国に入ってデータ通信ができなくなって困りました。。。香港にいる間にあらかじめONにしておきましょう!
設定が完了したら、最後にデータパッケージの購入をお忘れなく!
1GBのパッケージは、*103*200*04# とプッシュして通話ボタン。
2GBのパッケージは、*103*200*05# とプッシュして通話ボタン。
ただしこのプランは30日経過すると自動更新されるので、SIMを使い捨てにしないでまた使う場合はパッケージをキャンセルしたほうがいいでしょう。
キャンセルは、*103*02# とプッシュして通話ボタンです。
香港でも中国でもLTEで通信できる!
LTE対応のSIMですが、気になるのは通信速度はどれくらいなのか。
まずは、香港の中環エリアにて計測しました。
人の多いエリアでかつ土曜夜ですから、ほどほどの速さってところでしょうか。
中国では、広州の電脳街として有名な天河にて。
平日でも人がたくさんいる繁華街ですが、速度は十分でしょう。
中国三大キャリアの中国移動・中国聯通・中国電信は、すでに中国全土の大部分がLTEのエリアとして整備してますので、都市部であればまずエリアは心配しなくていいと思います。
建物の奥にいる時や、香港から広州への直通列車や広州から深圳までの新幹線の車中においても、多くのエリアでLTEが使えました。
LTEを使えるかは対応機種に気をつけて!
ここでは少し専門的な話になります。
海外でプリペイドSIMを購入される際は、3G及びLTEの規格が国によって変わる場合があるので、ご自身のSIMフリースマホが対応しているかを事前に確認されることを強くオススメします。(データ通信を2Gで接続し、あとは電話とSMSだけ使うのなら、その限りではありません。)
今回の中国移動の場合、LTEは中国で多いTD-LTE、3Gは中国独自のTD-SCDMAになります。
私のiPhone6は、TD-LTEには対応してますが、TD-SCDMAには対応しておりません。
iPhone6やGALAXY S6など最近のハイエンドなモデルならTD-LTEに対応してますので問題無いでしょう。(iPhoneのメリットは一台で多様な規格に対応している事だと思います)
廉価版のAndroidやdocomoのAndroidをSIMフリー化したスマホではLTEは使えず、2Gしか使えない可能性がありますので注意して下さい!
TD-LTEに対応したスマホをお持ちでない場合は、3Gが日本と同じW-CDMAである中国聯通香港が同じようなSIMを出していますので、こちらを使われるとよいでしょう。
中国聯通(China Unicom)は中国ナンバー2のキャリアになるので、エリアも問題ないようです。
中国でも日本と変わらぬネット環境を!
私の場合は、海外にいる時はいつも以上にスマホを使っていると思います。
慣れない土地ですから地図も見たいし、美味しいお店の情報とかも検索したい。
今や大きくて重たいガイドブックよりも、小さくて軽いスマホのほうが遙かに旅先で役に立ってます。
このプリペイドSIMのおかげで、中国を効率的に旅することができました。
中国に行かれる際はぜひお使いになるのをお勧めします!
【追記】このSIMカードは販売停止!?でも大丈夫!
どうやら、このSIMカードは現在出荷されなくなったようですね。
パスポート無しで気軽にSIMを買える香港を経由して、中国の電話番号がパスポートの登録無しで発行されるのが問題なのでしょうか。。。
といっても、同じ中国移動香港でデータ通信のみのSIMで同じサービスは提供しております。(データ通信のみですので、香港と中国二つの電話番号はありません。)
電話番号があるほうが緊急時など便利なのですが、それでもデータ通信ができるのなら最低限の条件は満たしますね。
【さらに追記】中国聯通香港の「跨境王」が4Gに対応!
中国聯通香港の「跨境王」がついに4Gに対応しました。現在はこれがオススメです。
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