こんにちは、さむさんです。
先日私は香港まで行ってきましたが、いつものように香港国際空港の到着ロビーで香港のプリペイドSIMを購入しました。
以前、バンコクの空港でプリペイドSIMを購入する方法について記事にしましたけど、バンコクに並んで空港でプリペイドSIMを特に容易に購入できるのが香港です。
しかも、香港はプリペイドSIM購入時にパスポートの提示及び登録がないので、バンコクみたいに長時間並ぶことなくスピーディーに購入できます。
そんな香港は、初めて海外でプリペイドSIMを購入する場所としてオススメです。
そこで、香港国際空港の到着ロビーでプリペイドSIMを購入する方法について、初めて香港に行く人にもわかるようにまとめてみました。
なお、香港国際空港で入国する前の制限エリアでもプリペイドSIMは購入可能です。
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香港国際空港の制限エリア(入国前)でSIMを買う方法
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また、海外のプリペイドSIMを利用する際は、事前にスマホのSIMロックを解除してSIMフリー化するなどの準備が必要です。詳細はこちらの記事を参照してみてください。
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海外でプリペイドSIMを購入する前の準備
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空港で買える主なプリペイドSIM
香港は狭いエリアですが、携帯電話のキャリアは数社存在します。
香港国際空港で買えるのは『csl(しーえすえる)』『中国移動香港(China Mobile HK)』『3香港(すりーほんこん)』のプリペイドSIMです。
なお、香港の4G(LTE)の周波数(バンド)は、バンド3(1800MHz)とバンド7(2600MHz)になります。
iPhoneの6以降はどちらも対応していますので、一番安心して使えます。docomoとソフトバンクの古めのAndroidだとバンド7は対応していないこともありますが、メインはバンド3なので、バンド7が非対応でも大きな問題はないでしょう。
香港のみ滞在する場合のプリペイドSIM
空港ではプリペイドSIMに複数の選択肢がありますが、どれを選べばいいのでしょうか?
私が使った限りでは、旅行者が行くようなエリアなら、『csl』『中国移動香港』『3香港』のどのキャリアでもカバレッジや通信速度に大きな差はなかったと思います。
ただ、サービス内容やSIMの価格には差があります。
csl(しーえすえる)
現在香港で最大のキャリアと言われるのは、cslです。
cslが発売している『Discover Hong Kong Tourist SIM Card』が、香港の旅行者向けプリペイドSIMでは一番の定番だと思われます。
5日間/1.5GBでHK$88と、8日間/5GBでHK$118の二種類が用意されています。
基本的には設定は必要ありませんし、香港の国内通話とcslのWi-Fiスポットが無料で使い放題と、サービス内容も隙がありません。
公式Webサイトでも日本語で案内しています。
迷った場合や6-8日間滞在する場合は、このSIMを選ぶのが一番でしょう。
香港の友人も、カバレッジや通信速度を考えるとcslを選ぶのがベターだと言ってました。
中国移動香港(China Mobile HK)
旅行者向けプリペイドSIMの対抗馬としては、中国移動香港の『CMHK 4G/3G Individual Traveler Prepaid SIM Card』になります。(キャリアとしては3番手でしょうか)
SIMカードの交換に必要なピンが付いているのが地味にありがたいですね。
cslを意識しているのか、有効期限とデータ通信容量は同じく5日間/1.5GBです。
しかし、このプリペイドSIMはHK$68であり、cslのHK$88よりもHK$20安いという大きなメリットがあります。設定もcslと同様に不要です。
その分、通話料は72分のみ無料でWi-Fiは有料など、安い分割り切らなければいけません。
国内通話はほとんどしなくてWi-Fiも使わないなら、十分ありな選択肢だと思いますよ。
3香港(すりーほんこん)
香港で2番手のキャリアにあたるのが、3香港です。
公式サイトには旅行者向けSIMの情報もありましたが、空港では売ってないようですね。
私が買ったのは、7日間で3.5GBのデータ専用SIMになります。
他のSIMと同様に、SIMカードをセットしたら特に設定せずに使えましたが、中のマニュアルも広東語メインで英語の情報が少ないので、ちょっととっつきにくいかも。
香港と中国本土に滞在する場合のプリペイドSIM
おそらく皆さんは、中国から香港にローミングすることにより、中国でもFacebook,Twitter,Google,LINEを使えるプリペイドSIMをご希望じゃないでしょうか。
一番簡単なのは中国移動香港のデータ通信専用SIM
その中でも一番簡単に使えるのは、中国移動香港の『CMHK 4G/3G China 10-days Prepaid SIM Card』だと思います。
香港と中国本土で使える1.5GBのデータ容量がセットされているので、SIMカードをセットしたらすぐに使えます。
ただし、データ通信専用のSIMなので、LINEなどアプリでしか音声通話ができません。
また、中国移動通信は中国本土で(全世界でも)最大のキャリアですが、4G(LTE)の周波数(バンド)はバンド38(2600MHz),バンド39(1800MHz),バンド40(2300MHz)とバンド41(2600MHz)という、他国ではあまり使われない特殊な規格です。
やはりiPhoneは6以降なら大丈夫ですが、Androidですと近年のハイエンドモデル以外では対応してない可能性が高いので、事前に確認しておきましょう。
香港国際空港の到着ロビーには中国移動香港のお店があるので、そこで購入できます。
香港で入国しないでフェリーで中国に直接向かう場合は、日本で購入しておきましょう。
音声通話できるSIMもあります
音声通話ができるプリペイドSIMが必要なら、中国聯通香港(China Unicom HK)の『跨境王』が定番です。(中国でも利用可能な香港の電話番号がついてきます)
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中国聯通香港「跨境王」4G対応プリペイドSIM - 中国でネット規制回避と通話可能!
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中国聯通通信は中国本土で2番手のキャリアですが、中国聯通香港は香港でもマイナーなので、残念ながら香港国際空港では売ってないようです。
香港に到着後すぐに使いたい場合は、日本で購入しておきましょう。
また、中国移動香港が似たような内容のSIMを売り始めましたので、空港ではこちらを買うのがいいでしょう。
香港と中国だけでなくマカオでも使えるのがいいですね。
香港とマカオに滞在する場合のプリペイドSIM
香港とマカオの両方で4Gが使えるプリペイドSIMとなると、中国聯通香港が定番のようです。
マカオのフェリーターミナルで4GのSIMを買えるらしいので、次回試してみようと思います。
iPhoneなど中国のバンドに対応するスマホをお持ちなら、中国移動香港のSIMですね。こちらは香港と中国・マカオで4Gが利用可能です。
到着ロビーの複数店舗で購入可能
香港国際空港に到着して、入国後荷物を受け取ったら、そのまま空港の出口に向かいます。
荷物を引き取って出口に向かう際、向かって左手が出口A(Arrivals Hall A)で、右手が出口B(Arrivals Hall B)になります。(出口は違っても同じ建物の同じ階の到着ロビーに出ます)
出典 : https://go.hk/jp/useful/
各出口を出たら、出口Aと出口Bの間にプリペイドSIMを買えるお店が並んでいます。
出口Aそばの店舗
出口Aを出て右手の出口Bのほうに向かうと、すぐに『1010』というお店が見えます。
ここは主にcslのTourist SIMを取り扱うようです。
私は昨年香港を訪れた際は、ここでcslのTourist SIMを買いました。
注意点としては、このお店は黙っていると8日間/5GBでHK$118のSIMを売ってきます。
多くの人は5日間用で十分だと思われますので、「5days! HK$88!」などとお店の人に言ってHK$88のほうを出してもらうようにしましょう。
それでも本当に品切れなら、中国移動香港のSIMを買えばいいと思います。
中国移動香港のSIMは、出口Aを出て出口Bとは反対側に行くとすぐにある両替所のTravelexで購入できます。
出口Bそばの店舗
お店の選択肢は、出口B近くのほうが多いです。
出口Bを出て左手の出口Aのほうに歩くと、中国移動香港のお店があります。香港向けのSIMなら、隣のTravelexでも購入可能です。
中国向けのSIMを買いたい人は、この中国移動香港で買っておきましょう。
また、中国移動香港の右隣の『SOUND & VISION』でもSIMは購入できます。
今回私はここで3香港のSIMを買いました。
セブンイレブンでも購入できる
プリペイドSIMに慣れていない人は、上記のお店で設定をお願いするのがベターでしょう。
しかし、早朝深夜に到着した場合は、セブンイレブンしかお店は開いてません。
セブンイレブンは、出口Aと出口Bの中間地点あたりにあります。
コンビニは忙しいですから、設定は自分でやる可能性が高いでしょう。
cslと中国移動香港と3香港のSIMを置いてるようです。
今回はcslが売り切れだったので、中国移動香港のSIMを購入しました。
それでもプリペイドSIMは難しそうと感じた人は
私が海外でスマホを使うのは、旅先で現地情報を調べたり、時にはわからない言葉を辞書や翻訳アプリで確認したりするためです。
このように、海外でスマホをインターネットに接続できるようにすることは、現地での行動を大きく助け、より旅を楽しめると思います。
スマホを使えない環境で海外旅行するのは、非常に不便ですし今やありえません。
海外でスマホを使いたいけど、プリペイドSIMは難しいと感じられた人に一番いいのは、Wi-Fiルーターのレンタルサービスだと思います。
Wi-Fiルーターのほうが国際ローミングよりも安く上がりますし、特にグループ旅行の人は、グループでWi-Fiルーターをシェアすれば尚更おトクです。
今なら総額5%OFFで受取手数料も無料となる、グローバルWi-Fiのようなサービスを使われるのがいいでしょう。
まとめ
以上、香港国際空港の到着ロビーでプリペイドSIMを買う方法についてまとめてみました。
香港は海外でプリペイドSIMを購入する際に、一番ハードルが低い場所だと思います。
まだ海外でプリペイドSIMを使ったことがないという人も、ぜひ一度挑戦してみてください!
SIMカードを購入したら、エアポートエクスプレスで香港市内に行きましょう!
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それでは、また!