人生

海外移住=永住の時代ではない!帰国したり再移住したり世界を自由に動いてみては?

こんにちは、さむさんです。

私のマレーシア生活も今年で3年目に入りました。

色々とありましたが、なんだかんだ言ってこのマレーシア生活をエンジョイしてます。

今ではクアラルンプール空港に到着すると、帰ってきた!という気持ちになるくらいです。

しかし、自分がこのままクアラルンプールに住み続けるかどうかというと、そんな事はないでしょう。

決してクアラルンプールがイヤになったわけではありませんが、近い将来一旦日本に帰る可能性は高いです。

といっても、最初からそのような境地にたどり着いたわけではありません。

海外移住して、今後もその地に住み続けるか悩まれる人は多いと思います。

そんな方への参考になるかと思い、自分の志向の変遷を整理してみました。

最初の頃は海外という非日常の世界で揉まれる日々だった

stressful

最初の2年くらいは「マレーシアにはどれくらい住むの?」「永住権取って帰らないの?」とか日本の友人に聞かれると、「もう日本に帰るつもりないから!( ー`дー´)キリッ」と答えていました。

それは決して自分を偽っていたわけではありません。

本気で自分でそう思っていましたから、その答えには迷いはありませんでしたね。

でも今になって思うと、そう言い切るくらいでないとやってられない面もあったのは否定できません。

海外生活に慣れないうちはエネルギーが必要

日本は世界から見ると、良くも悪くも特殊な環境なんですよね。

生活習慣や志向もそうですし、世界で広く流行しているのに日本ではほとんど知られてないなんて事も時々あります。

(海外で韓国メーカーの電気製品やK-POPがこれだけ広く人気なのは、日本にずっといると気づけないと思います。)

そんな日本から海外に出てくると、少なからず環境の変化にぶち当たる事になります。

だから海外生活の最初の1年くらいは、日本で生活していた頃と比べて数倍はエネルギーが必要となるでしょう。

気力で負けるわけにはいかない

そんな私も、今までずっと住んでいた日本を出てマレーシアという海外にやってきたわけです。

楽しい事と同じくらい辛い事もありましたし、自分ではどうにもならない現地の習慣で振り回される事もたくさんありました。

家の家具や家電が壊れても、なかなか修理の人はやってこないので、数ヶ月単位で不便を強いられたこともありました。

自分で望んでやってきたとは言え、時にはどうしようもなく疲れたし、帰りたくもなりましたよ。

でもそれ以上に強かったのは、そう簡単に諦めて帰りたくない!という気持ちです。

だって、自分は今自分が希望した道を実現できたわけじゃないですか。

私が出会った人の中にも、海外に出たいのに家庭や個人の事情で出られない人たちもいます。

しかし、自分は周りにも応援してもらえたし、希望した道を実現できました。

それなのに簡単に諦めて帰りたくない!この気持ちが自分を支えてくれました。

そんな自分の気持ちを切らさないためにも、やはり弱気な事は言えないんですよね。

周りにも言われてましたが、あの頃の自分は間違いなく強がっていたと思います。

海外が日常になると日本でも海外でもどうでもよくなる

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そんな自分に変化が出てきたのは、今年になって2年間の就労ビザを更新してからですね。

それまでの2年間と比べて、尋常じゃないレベルで肩の力が抜けてきました。

今では日本でも海外でも、その時点で自分にベストなところに住めばいいじゃん!というくらいに軽ーく考えております。(汗)

もはや全然海外にこだわらなくなっちゃいました。

海外でも変わらぬ日常生活

一番大きいのは、自分にとって海外にいるのが日常生活になったことです。

もちろん外国であるのは変わりませんから、まだ未経験な事もあります。

しかし今は海外にいても、平日は仕事をこなし、家では家事をしたり、週末はプライベートな時間を友人と過ごしたりする。

そんな日本にいた頃と変わらない日常生活を淡々と送っています。

もし日本に帰ったとしても、同じように淡々と日常生活を送るでしょう。

そう思うと、日本でも海外でも日常生活の根っこは大して変わらないや、という心境になってきたんですよね。

自分が慣れ親しめる環境であれば、今なら日本でも海外でも同じように生活できると思ってます。

海外に行くこと自体が目的ではないはず

海外に行きたいと思われる皆さんは、なんで行きたいと思うのでしょうか?

理由は人それぞれでしょうけど、何らかの自分が目指す目的を実現するためというのは共通点であると思います。

その目的を目指すのに海外に行く必要があるなら、ぜひ行くべきです。

でも逆に言うと、海外に行かなくても実現できるのなら、何が何でも海外に行く必要はないんじゃないでしょうか。

自分の目指す目的を実現する場所であれば、日本も海外も関係ないという事です。

もちろん、単に海外に行くのを目的にするのもアリでしょう。

ただ、それは長期旅行やリタイア後のロングステイなど、仕事を伴わない旅行にされたほうがいいと思います。

現地で仕事をしたり日常生活をするとなると、この国に住む自分の目的がハッキリしないと、辛いときに自分の気持ちが折れる危険性が高いですね。

現在は小さくなったこの世界。もっとフットワーク軽く動きましょう!

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かつては日本がもっと貧しかった頃、日本からはるばるアメリカなどの遠いところまで夢を求めて移民した人もいたと聞きます。

太平洋を一ヶ月かけて船で横断して移民した人たちは、文字通り片道切符みたいなもので、何かあっても帰る事は難しいでしょう。

しかし、今は飛行機の世界です。

数時間あれば、飛行機で太平洋だってノンストップで横断できます。

まして同じアジアなら、もっと飛行時間も短いです。

LCCも普及してきて、海外まで安くカジュアルに渡航できるようになりました。

おまけに時差だって日本と1~2時間しか変わりません。

そんな時代なのですから、もはや日本やら海外やら区別して考える必要があるのでしょうか?

その時の状況に合わせて海外に住んだり日本に帰ったり、フットワークを軽くしてはいかがでしょうか?

私も日本でやりたいことはありますから、それを実現するためにいずれ帰国します。

また、日本以外でやりたいこともあります。(その辺り、いずれこのブログで書こうと思います。)

せっかくの自分の人生です。自分の世界についてはどんどん広げていきましょう!

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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