こんにちは、さむさんです。
海外で働いてみたいという人の中で、大卒以外の人はいらっしゃるでしょうか?
私が出会った海外で働く日本人は、確かにその多くが大卒でした。
しかし、専門卒や短大卒でも海外で働く日本人は、私も複数人知ってます。
日本では、依然として海外で働くのは一流大学や大学院を卒業したエリートだけというイメージが強いですが、日本で築いたキャリア次第では十分チャンスはあると思います。
海外就職できる国とできない国がある
海外で現地企業に就職して勤務するには、その国の就労ビザが発給されなければいけません。
その就労ビザを発給する条件として、すべての国で大卒以上の学歴を求めるわけではありません。
私の聞いた限りだと、タイやマレーシアは大卒が必須ではありませんが、シンガポールやインドネシア、そして欧米の先進国だと大卒が必須だと言われます。
(ビザの条件は随時変わりますのでご注意ください。)
やはり国が発展すればするほど就労希望者が多くなりますので、就労ビザの発給条件は厳しくなる傾向があります。
よって、特に先進国だとビザを発給する条件として大卒(それも業務と関係する専攻)が求められることが多くなります。
日本で築いたキャリアが現地で高く評価される
ただ、こういう就労ビザに関しては、100%無理というわけではありません。
そこで求められるのが、前述した『日本で築いたキャリア』です。
例えば、欧米で活躍する日本人のプロスポーツ選手。
大卒でない選手もたくさんいますが、所属チームのある国の就労ビザがちゃんと発給されているからプレイできるわけです。
彼らは学歴が無くても、日本でプレイしたそのスポーツの高い技術やキャリアがあるからこそ、所属チームに必要な人材として就労ビザが発給されています。
専門職のキャリアがあれば可能性が高くなる
プロスポーツ選手だと極端に思うかもしれませんが、基本的に変わりません。
現地の企業が求める技術やキャリアを日本で築いていたら、学歴に不足があっても人材としては評価されるわけです。
私自身も大学は文系学部でしたが、日本のIT企業で数年の経験がありますので、技術やキャリアを評価されてビザが発給されました。
やはり有利なのは、日本で専門職のキャリアがある人です。
日本で専門職として数年のキャリアがある人なら、そのキャリアを求める国で働ける可能性は十分あります。
寿司職人など日本料理店シェフ
まず挙げられるのが、寿司職人などの日本料理店シェフ。
海外で日本人の寿司職人がいる寿司店は多くありませんので、日本人がいるだけで大きなウリになりますし、客単価の高い高級店を中心に需要が高いです。
美容師・理容師
シェフと同じ理由で、美容師や理容師も需要があります。
日本みたいな美容師と理容師の資格がない国が多いので、現地スタッフに髪の毛を切ってもらうと技術的な面で不満を持つ人がいるのは日本人だけではありません。
だから日系美容院自体が高級店ですし、日本から来たスタッフは少数ですからお店でも格上扱いになります。
ITエンジニアや経理職
それから、ITエンジニアや経理などのスタッフ。
世界中で需要がありますし、ITや会計の知識は世界共通です。
特にITはプログラマーはもちろん、インフラ系エンジニアやテクニカルサポートを担当したサービスエンジニアなども広く求められます。
メーカーの技能職
現業系などとも呼ばれる、メーカー工場などで技能職のキャリアがある人です。
日系メーカーでも、現地工場で製品生産やその管理を行ったり、製品のアフターサービスを行う現地スタッフに対して、現場で彼らを統率するリーダーや教育担当として日本でキャリアがある技能職が求められます。
コールセンターのスタッフ
この中では唯一キャリアが少なめでもチャンスが大いにありますが、日本のコールセンターのキャリアがあれば更にチャンスが広がります。
とはいえ、キャリア構築を考えると長く在籍するべきでないですし、転職エージェントでも紹介しないことが多いですから給与等の待遇も良い部類ではありません。
だから、コールセンターを足がかりにしてステップアップする気概が必要でしょう。
通信制大学で学歴を作る手もある
ただ、就職のみならず投資や教育などで海外移住する人が増えている傾向なので、ビザの条件に関しては年々厳しくなってもゆるくなることはないでしょう。
だから海外に興味があるなら、日本でキャリアを築くのも大切ですが、大卒の学歴を持つに越したことはありません。
もし大学に行くなら、自分のキャリアに関係する専攻であるのがベターです。
日本だと私みたいに法学部卒のITエンジニアはたくさんいますけど、海外ですと大学の専攻と関係が深い方向性でキャリアを築く人がずっと多いです。
もちろん仕事を辞める必要はなく、通信制大学で問題ありません。
自分が目指す方向性にマッチした通信制大学を探すなら、リクルートが運営するスタディサプリ社会人大学・大学院がオススメです。
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もしマッチする大学を見つけたら、まずは資料請求して入学を検討されてはいかがでしょうか。
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ビザの条件などは転職エージェントに確認
前述のように、就労ビザを発給する条件は国によって異なります。
しかし、ビザの発給については、その国の内部事情や情勢、与党政権の政策にも左右されますので、条件はしょっちゅう変わります。
かつてはシンガポールですらキャリアが浅くても容易にビザが発給されたと聞きますが、今では先進国並みにビザの条件が厳しくなりました。
それでも、企業の需要とマッチングすればビザをクリアできる可能性はあります。
たとえ内定をもらっても、就労ビザが却下されたら入社はできません。
ビザについては、リクルートエージェントなど海外就職に強い転職エージェントでも、ビザの発給や却下について過去の実績や最新情報があります。
その意味でも転職エージェントを利用して、ビザをクリアできそうな案件を紹介してもらうのがベストでしょう。
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まとめ
以上、高卒・専門卒・高専卒・短大卒でも海外就職はできるのかについて解説しました。
繰り返しますが、海外就職においては学歴も大事ですが、現地で需要があるキャリアを日本で築いたかもそれと同じくらいに大事です。
可能性を広げるには、日本で築いたキャリアを深めていくのが近道でしょう。
大卒じゃなくてもチャンスはありますので、日本でじっくり力をつけて諦めずにチャレンジしてみてください!
それでは、また!
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