海外就職

海外就職で酸いも甘いも味わった私に金メダル! #BlogOlympic2016

2016-12-14

こんにちは、さむさんです。

今回の記事は、ブログイベント Blog Olympic 2nd Advent Calendar 2016 の企画に乗っからせていただきました。オリンピックイヤーらしく、テーマは「金メダル」!

こういう企画に乗るのって、ネタを絞り出したり頭を使ったりで、とても刺激になるんですよね。といっても、どういうネタにしよう。。。今年一番大きいのは、約4年の海外就職に一旦ピリオドを打って帰国したことです。

クアラルンプールのツインタワー

目次

日本に帰りました。今後は海外就職の"その後"についてもお送りします!

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このブログは海外就職や海外ネタがメインですが、今回は企画によるものなので、いつもとは違う客層?の方が見に来られるかと思います。

そこで今回は、初めての人にもわかる海外就職の苦労したことと楽しかったことについてお届けしようと思います。

金メダル

そして、そんな酸いも甘いも味わった私に金メダルということで!(汗)

苦労したこと

海外就職したら、異国での慣れない生活に飛び込まなければいけません。最初の1年くらいは苦労が多かったと思います。

日系企業と外資系企業の異なるカルチャー

私はバンコクの日系企業で4ヶ月、クアラルンプールの米系外資系企業に約3年半勤務しました。どちらもカラーや仕事のやり方は全然違うので、最初はかなり苦労するところはあったかなと思います。

バンコクでコテコテな日本社会との邂逅

個人的には、明らかに日系企業のほうが苦労しましたね。

自分が今まで経験したことのない、日本で仕事をしていた時以上にコテコテな日本社会とバンコクで出会いました。そりゃもちろん日系企業ならある程度は覚悟してましたが、コテコテさは私の想像以上でした。

連日朝7時から夜11時過ぎまでPowerpointで週次会議の資料を作成です。フォントはすべてMSPゴシックの10ptに統一してるかチェックして、キレイに印刷されるよう図形の枠を1mm単位で動かして合わせたり、印刷してインクがにじまないか確認したり。。。

あとは、会議の資料が過去分の資料と不整合がないか中身もちゃんとチェックしないといけません。(過去数カ月分の資料を全部見てツッコミ入れる人が相手なので。)

とまあ、ハッキリいって非生産的な気がしてしかたありませんが、それ以前の問題として自分には向いてませんでした。完全なミスマッチですね。試用期間でクビにしてくれて、ホントに助かりました。本採用になっても、1年もたなかったんじゃないかなぁ。

バンコク時代の苦闘は以下の記事も。

長時間残業
海外にもブラック企業はあります!バンコクでの挫折で学んだ海外就職でブラック企業を避ける方法。

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クアラルンプールでの放置プレイ

バンコクから一度帰国して、すぐに就職活動をしました。次はマレーシアのクアラルンプールです。アメリカのIT企業ですので、バンコク時代とはまた違った環境が待っていました。苦労したこともそれなりにありましたが、結果としてはいい経験になりましたね。

なにしろ、面接は10分くらいの電話面接を一回しただけで2日後に即内定。東京の実家でぼんやりしていたら、突然マレーシアから私のスマホに電話がかかってきて、後の上司とそのまま英語面接がスタート。「なんでマレーシアに?」とか聞かれたり、スキルを確認しただけで終了。

そして、翌日に次の電話面接があると言ってたのはブッチされ、その翌日には内定の連絡をもらいました。こんなにあっさり世界的に知名度がある企業の正社員になるものなのか?と思いましたよ。。。

めでたく入社はしましたが、入社から退社するまでは基本的に放置プレイ。入社日も、何時にどこで待ち合わせるなんて話はまったくありませんでした。とりあえずオフィスに行ったけど、連絡先やどこに行けばいいのかもわからないので、オフィスにたどり着くまで敷地内を30分以上さまよいましたね。

そして、社内でも基本的には自分で動かないとなにもしてもらえませんし、細かく色々教えてもらえることはありません。特に面倒なのは税金関係。確定申告にあたる手続きは自分でやる必要がありますが、提出する資料も自分で揃えないといけません。

よって会社側で作る資料を人事に請求する必要がありますが、油断はできません。そもそも会社が作成した資料の内容が間違ってたりで、また自分で申請する可能性があるからです。人事はマレーシアの人がやってるので、我々外国人に必要な資料をわかってなかったりしますからねぇ。(汗)

その辺、バンコクの日系企業は完全に人事におまかせでしたね。その辺も日本の会社と同じです。

クアラルンプール時代の苦闘は以下の記事も。

海外で就職するなら日系企業?それとも外資系企業??両方に勤務した経験から考えてみました

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楽しかったこと

苦労したこともたくさんありましたが、それにもまして楽しいこともありました。いや、楽しいことのほうが多かったかな。。。

住環境や労務環境の良さ

住環境や労務環境は間違いなくこちらのほうがいいですね。

そして、バンコクでもマレーシアでも、だいたいは東京23区よりも広くて設備がいい部屋を安く住むことができます。

コンドミニアムのプール

コンドミニアムのリビング

私が最後に住んだ部屋はクアラルンプール郊外のSubang Jayaにある2ベッドルームの部屋。家賃は5万円くらいで、下には大きなプールやショッピングモールもあります。

ボンビーガール「マレーシアで月給20万円のセレブ生活」は本当なのか?に答えてみたよ

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そして、日本の会社みたいに有給休暇を使ったら嫌な顔はされません。もちろんすごく忙しい時期は無理ですが、そうでなければ基本的に休暇は取れると思って大丈夫です。上司からも有給休暇はちゃんと全部消化するように指示されますからね。

私の会社でも、日本に帰省するために二週間休むくらいは当たり前でした。

そうやって休めるのは、日本の会社みたいに人数ギリギリでみんな休まないで仕事するのが前提の工数管理ではないからですね。もしあちらの会社でそうでしたら、管理不足として上司の評価が下がるだけです。

おいしい食べ物

基本私は食い道楽なもので、現地の美味しい食べ物は外せません。長く住むと日本食は当然恋しくなりますし、日本食を食べることは絶対にあります。しかし、現地に長く住むのならローカル食が楽しめる土地でないとすごくつらいと思います。

タイ料理は好きな人も多いですが、マレーシアの料理はあまりイメージにない人が多いですよね。マレーシアはマレー系・中華系・インド系の多民族国家なので、それぞれの料理が食べられます。特にマレーシアならではの中華料理はすごく美味しいですよ。

以下のお店はみんな自信を持って推薦できます。ぜひクアラルンプールまで食べに来てください!

陳明記燒臘(CHAN MENG KEE)ジューシーで絶品なチャーシュー!!

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現地の人との交流

とかく日本人は、海外でも日本人だけで固まりがちとは言われます。確かにせっかくの縁ですし、同じように海外で頑張る同士として仲良くしていきたいです。でも海外にいるんだから、日本では知り合えないような人とも付き合っていきたいですよね。

といっても、外国人が現地の人と付き合うのは、同じ民族同士で付き合うのとは違った難しさがあります。日本人は金持ちに思われたりイメージがいいので、カネ目当てで近づいてくるローカルの人は絶対にいます。また、ブランド品を持つような感じで先進国の人を友人に持ちたいという人もたくさんいます。そういう人って同じ国の人達をどこか見下してるんですよね。

日本に住んでた頃から現地に友人がいたのですが、現地に住むようになると友人の中にもそういう連中がいるのとわかるようになりました。正直ショックでしたし、最初の1年は孤独感がどこかにありました。

でも、1年を超えると生活にも余裕が出てきましたし、本当に信用できる人とも出会えるようになってきました。一度そういう友人ができると、そこから更に人の輪も広がります。

やはり慣れない外国ですから、現地に住む彼らに色々と教えてもらいました。マレーシアの人は基本的に優しいので、日本の友人にしてもらったことがないレベルで親切にしてもらえたと思います。生活習慣や言葉の違いはあれども、彼らとの絆はすごく大切ですし、今後も大切にしていきたいです。

無事に帰ってきた自分に金メダル!?

海外就職の苦労したことや楽しかったことをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

今まで海外就職のことを知らなかった人にも興味をもっていただけたら幸いです。

あっという間の約4年でしたけど、今までの人生では味わえないような濃い経験を積むことができた、かけがえのないものとなりました。

今後も日本にずっといるかはわかりません。しかし、ひとまず無事に帰国して一区切りをつけたということで、私自身に金メダルをあげようと思います♪

また、Blog Olympic 2nd Advent Calendar 2016 の前回の記事は Brasil Tipsのショヘルさんでした。奇しくも同じ海外ネタのブロガーさん。ブラジルのことは全然わからないので、今後もチェックさせていただきます!

そして、次回の記事はShujiさんです!

最後に

なお、海外就職といってもすごい特別なことではありません。こちらの記事のような流れで内定はもらえますので、興味がある人はぜひ読んでみてください。

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このブログは今後も海外就職や海外の情報を発信し続けていきますので、また読みに来ていただければと思います。

それでは、また!

 

 

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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