海外就職

駐在員のメリットとデメリットを考えてみた

投稿日:2017-12-25 更新日:

こんにちは、なぐもさむです。

海外で仕事をする採用形式を大きく分けると、駐在員と現地採用に分かれます。

今回は、駐在員として海外で働くメリットとデメリットについてまとめてみます。

駐在員のメリットとデメリット_1

駐在員として海外で働くメリット

まずは、駐在員として海外で働くメリットをまとめてみます。

給与などの条件がいい

駐在員のメリットとデメリット_2

よく言われますが、駐在員は日本で働くよりも高給取りになることが多いです。

給料や手当が日本円のみか、日本円と現地通貨の両方か、または現地通貨のみになるかについては、勤務先によって変わります。

また、これも勤務先によって変わりますが、日本で今までもらっていた基本給にプラスして以下のような特別手当が支給されます。

(以下は主だった手当のみであり、会社によっては他にも様々な手当があります。)

海外勤務手当

文字通り、海外に駐在員として赴任することそのものへの手当になります。大手企業の駐在員ですと、この手当はかなり多いらしいですね。

住宅手当

多くの場合は、会社側で家賃を全額負担したり、住居を用意してくれます。おそらく、外国人向けの豪華でセキュリティ完備の住居に住むことになるでしょう。

マレーシアやタイは現地採用でもプール付きコンドミニアムに住む人が多いですが、駐在員クラスの人はもっと豪華な住居に住むのが普通です。

プールや高級家具がついてるだけでなく、ハウスクリーニングやメイドのサービスもあるサービスアパートメントや一戸建てに住むのは珍しくありません。

現地採用のように家賃補助が無かったり住居を自分で探すような必要がないので、駐在員が持つ特に大きなメリットですね。

家族手当

駐在員の場合は元々給与条件もいいですし、家族で一緒に赴任することは問題ないでしょう。

そうなると奥さんが働くのが難しかったりしますので、その分の手当が支給されるわけです。

問題はビザの関係もあるので、奥さんが現地で働きたくても認められない場合があります。

ご自身のキャリアがある奥さんですと、今後どうするか考えなければいけないですね。

 

教育手当

お子さんが日本人学校やインターナショナルスクールに通うためには学費が必要となります。

日本人学校の学費分は教育手当として通常支給されますが、より高額なインターナショナルスクールだと支給されないようです。

個人的に海外生活で特に大きな問題となるのは、お子さんの教育(特に費用面)をどうするかだと思います。お子さんの将来を大きく左右しますので、しっかり考えて準備しましょう。

危険地手当

別名では、ハードシップ手当とも呼ばれるものです。

いわゆる途上国と呼ばれる国への赴任ですと、この危険地手当も支給されます。

例えば三菱商事の場合、以下のように手当は相当充実していますね。

駐在員のメリットとデメリット_11

出典 : https://diamond.jp/articles/-/73870?page=3

ホーチミンやハノイがマニラより上の危険度なのは疑問を感じますが、このように欧米の先進国以外の多くの国は危険地手当支給の対象となります。

一番危険度が高いナイジェリアのラゴスに部長職の人が家族帯同で赴任したら、給料の他に毎月60万円もの手当が支給されます。総合商社を代表する企業だけあり、すごい高待遇ですね。

 

責任ある立場を経験できる

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駐在員は現地事業所の責任者ないし幹部クラスのメンバーとなり、現地事業所及びスタッフを統括する立場になります。

会社でいえば社長やそれに準ずるポジションであり、現地においては駐在員であるあなたが会社の代表になるわけですね。

そのように、駐在員はハイクラスなポジションですから、現地のビジネスでも現地企業の経営層や政府高官クラスの人たちと顔を合わせることが多くなります。

そして、業務上の判断や決断を求められる機会も多くなるでしょう。

また、難しくとも貴重な経験となるのは、責任者として現地スタッフと協業することです。

その際によくある失敗例は、日本のやり方をそのまま持ち込んでも現地スタッフは理解できず反発して、駐在員と現地スタッフとの間に大きな溝が産まれてしまうこと。

現地スタッフが日本のやり方を理解できないのは、優秀じゃないという問題ではありません。

海外で現地スタッフと協業するのに一番必要なのは、異文化理解です。

そして、現地ではあくまで現地の文化や考え方が土台となります。

つまり、現地スタッフの今までのやり方を頭ごなしに否定せずに尊重して、徐々に日本のビジネスで必要なものを理解してもらう必要があるわけです。

日本の文化は独特なため、理解してもらうには時間がかかります。

私の職場は日本の大学に留学したメンバーが中心であり、彼らは日本の文化をよく知ってるといえども、日本のビジネスマナーをわかってもらうのは大変でした。日本の文化を知らない現地スタッフが相手だと、最初はもっと難しいでしょうね。

しかし、現地スタッフの強みと我々日本人の強みを合わせることで成果を出せたら、本社の評価が上がるのはもちろん、責任者としてのやりがいも大きく感じるんじゃないでしょうか。

 

広い世界を知ることができる

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海外での生活は、日本とは違うまったく新しい環境になります。

オフィスや同僚や仕事関係の付き合い、現地での友人など、人付き合いも含めた大きな変化が起こることでしょう。

むしろ、新しい環境は自分を変える大きなチャンスになると思います。

私も、マレーシアで出会った特に中華系の人たちには大きな影響を受けました。

本業の他に複数の収入源を持ったり、給与条件が良い海外を目指すアグレッシブさ。そして合理的な反面、困ったときには色々と助けてくれる情の厚さなど、公私共に彼らの影響を受けたことが、今日本で複数の収入源を目指す私の生き方につながっています。

このように、日本では出会えないような人との付き合いなどを通して、今までの自分から大きく変えてみるのはどうでしょうか?

なお、日本の友人と関係が薄くなるのを心配される人もいますが、今はLINEなどのメッセンジャーやSNSも普及し、スマホだけでビデオ通話もできるような時代です。私の場合も、日本の友人と以前より会う機会は減っても、距離感がそれほど遠くなった感じはしなかったですね。

 

現地に人脈を作りやすい

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駐在員のいいところは、日本の企業から赴任しているので信用度が高いところです。トヨタやソニーなど誰もが名前を知る世界的な日系企業なら、なおさらのことでしょう。

そして、前述のように駐在員は責任ある立場のため、現地企業の経営層や政府高官クラスの人と顔を合わせる機会は多くなります。

そもそも海外から現地にやってきた人は現地の人から注目される目立った存在ですから、最初のうちは物珍しさで現地の人から声をかけられることが少なくありません。

その最初に注目されるチャンスを活かして、積極的に現地の人と仲良くしていきましょう。

現地生活で困った時に現地の人に助けられることはたくさんありますし、特に現地企業の経営層など有力者と知り合うのは、現職だけでなく将来に渡る人脈になる可能性もあるでしょう。

人脈とかいうと大げさかもしれませんが、単純に今まで知り合えなかった人との出会いは、新たな発見もたくさんあって楽しいものですよ。

最初は育った環境や文化の違いで戸惑うこともあるでしょうが、心を開いて少しずつお互いを理解しつつ仲良くなっていけばいいと思います。

 

駐在員として海外で働くデメリット

次に、駐在員として海外で働くデメリットをまとめてみます。

あくまで会社の命令で赴任する

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駐在員はあくまで会社の命令で現地に赴任するのが原則です。

ご自身の希望を会社に伝えていたとしても、残念ながらそれが実現するとは限りません。

だから、海外勤務を希望していても実現しない人がいる一方で、海外勤務はしたくないのに赴任する羽目になる人もいるということになります。

海外勤務の希望が実現しない場合は、最初から駐在員候補の中途採用に転職するとか、駐在員候補が少ない中小企業を狙って転職するなど、自分から環境を変えるのも手でしょう。

また、逆にいつまでたっても日本に帰国できない駐在員というのもありえることです。

駐在員を数年経験している段階で、すでに会社からは海外耐性があるとみなされ、他に候補者がいなければ帰国できなかったり、他国の駐在員として異動するようなパターンです。

そこは日本側の状況にもよりますので、会社に働きかけても帰国の希望がかなわないなら自ら環境を変える必要があるかもしれません。

やはり駐在員は会社の都合で振り回される面があるのは否めませんね。

日本にいるときより濃密な日本人との関係

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一番の問題は、日本人との関係かもしれません。

まず日本で働いていた時と比べると、現地の拠点は少人数です。

正確にいうと、同僚となる日本人が少人数となります。

日本の拠点と比べて、海外の拠点は同じ日本人の数が少ない以上、たとえ気が合わない同僚であっても一緒に仕事をする時間は長くなります。

その上日系企業は、終業後に日本人の同僚と飲みなどの付き合いがある可能性は高いです。

海外に行った際は、日本人は少数派のマイノリティとなります。

辛い時や疲れた時など同じ日本語でコミュニケーションできる日本人の友人は、お互いに刺激しあったり時にウサもはらせる、とてもありがたい存在になるでしょう。

しかし、それでも日本人ばかりとつるんでいたらどうしても世界は狭くなります。

残念ながら、海外に行っても同僚の日本人とばかりつるみ、夜は一緒に飲み歩いたり週末は一緒にゴルフをするなど、業務以外の付き合いを多く求める同僚は少なからずいるでしょう。

そういう環境でもキッパリと断るキャラを通す人も知ってますけど、それが許されない環境ですとつらいですね。

また、会社によっては飲みの他、風俗や週末のゴルフも必須になる可能性もあります。

ある有名製造業企業の場合、ゴルフは当然必須で、ゴルフコースを周る途中の休憩ではビールを飲まないと罰金とか、プレイ中のOBは罰金だとか、意味不明なルールもあったそうです。

私が勤めてたバンコクの日系企業はせいぜい飲み会くらいで、ゴルフなどは必須ではありませんでした。それでも、なんでゴルフやらないの?みたいな反応はされましたね。

私のようなIT系などの専門職はそれですみますが、日系企業の駐在員や営業職は必須になる可能性が高いので、面接でそれとなく聞いておきましょう。

特に駐在員は、日本から出張する役職者をアテンドすることもあるので、その際にゴルフやお酒などで接待することはあると思います。

このあたりは駐在員では避けるのが難しいかと思われるので、海外に行ってまでこうなりたくないという人は、日系企業以外の現地採用か外資系企業を目指すのを強くオススメします。

 

日本では考えられないようなハプニングがある

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海外に住んでいると、日本では考えられないようなハプニングはたくさんあります。

駐在員が住むような豪華な住居でも、水回りや電力などインフラ系のトラブルは日本よりも発生する可能性がずっと高いです。

例えば、バンコクやクアラルンプールでも水道管は古くて錆びてたりしてるせいか、数時間ほどは蛇口をひねっても黒い水しか出てこないことがたまにあります。

また、今の日本で停電は滅多にないので、数年前の計画停電は大きな話題になりましたね。

しかし、世界では毎日のように停電する都市はいくらでもあります。

例えば、ミャンマーのヤンゴンはまだ停電が多いですが、駐在員が住むようなコンドミニアムですと停電時向けの発電装置が完備しているので、まだマシでしょう。

治安の悪さや腐敗した警察や役人とも直面する

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日本は世界でも有数の治安がいい国ですので、同じように夜間に一人で外を歩いて比較的安全なのはシンガポールなど一部の国くらいでしょう。

他の国では、人が多く集まる都市の中心部を除くと、外を歩くことすら難しいのが現状です。

クアラルンプールもそうですが、中心部を除くと人が外を歩いてないので、昼間でも一人で外を歩いていること自体がターゲットにされてしまい、身の危険を招くことになります。

なぜか治安のいいイメージのマレーシア。でも在住者は絶対にそんな事思いません!

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また、その治安の悪さは警察が機能していないことも大きな原因です。

残念ながら、警察官は治安維持よりワイロを集めるほうに熱心な国は少なくありません。

警察が当てにならないから、多くの外国人はセキュリティが完備した住居に住むわけです。

駐在員は会社で用意する住居で安心して生活できますが、一歩外に出ると日本と同じつもりではいられないのは認識していただきたいと思います。

まとめ

以上、駐在員として海外で働くメリットとデメリットについてまとめてみました。

駐在員は給与条件の良さなど大きなメリットがある反面、適性ない人にはまったく合わないであろうデメリットもハッキリしています。

それでも駐在員で働いてみたいと思う場合は、駐在員や専門職などハイクラスなグローバル求人に強いエージェントに登録して求人を探してみてはいかがでしょうか。

駐在員の求人の多くは非公開求人です。

そのような求人を見逃さないためにも、 JACリクルートメントやリクルートエージェント 、DODAのように、駐在員や現地採用など海外就労の案件に強いエージェントを利用したほうがいいでしょう。

JACリクルートメントはアジア諸国や英国など9カ国に拠点を持ち、30年もの長い間グローバル転職を扱ってきたため、海外の転職市場に精通したコンサルタントが多く揃っています。

外資系企業やベンチャー企業・そしてITや経理などの専門職に強いのは、JACリクルートメントの大きな特徴です。

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また、国内最大手だけあり日系企業とのコネクションは他社より強いので、日系の大手企業の案件は特に充実しています。

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また、このようなエージェントは、すぐに転職を考えていない場合でも無料の面談でキャリアの棚卸しや市場価値を確認することができるので、今後の指針を定めるのに役立ちます。

このようにエージェントは利用価値が大ですので、うまく活用していつでも動けるように準備して、いざ転職する時にチャンスを逃さないようにしましょう。

★海外に駐在員として転職したい人は、こちらの記事を参考にしてください。

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それでは、また!

  • この記事を書いた人
なぐもさむ

なぐもさむ

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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