こんにちは、さむさんです。
最近、先日6月30日に放送されたボンビーガールを見た友人から、本当にマレーシアは月給20万円でセレブ生活ができるわけ??という問い合わせが相次いでおります。
「手に職無し英語ダメでも、セレブ生活して毎月10万円貯金!物価が激安マレーシア徹底調査!」というタイトルで10数分間オンエアされて、かなりのインパクトだったようです。
私も散々東南アジアの生活レベルの高さは友人に語ってきたのですが、テレビでこうして実際に見ないと実感がわかないのかもしれませんね。
果たして、これは本当にリアルな生活なのでしょうか?マレーシアで働いて3年目で、ボンビーガールと同業界の私が答えてみました!

目次
条件付きセレブ生活?
結論から言いましょう。
ここで放送された内容はだいたい本当です。ただ、編集は都合の良い内容になっている気がします。
少なくともやらせ的な内容やインチキはまったくないと思います。
それでもあれだけを見てマレーシアのセレブ生活最高!と信じてしまうと、来馬して違う観点で見るとちょっと違う!と感じる恐れがありますね。
そこで、あの放送を見て日本の視聴者がええっ!?と思ったところを補足説明したいと思います!
超豪華でセレブなコンドミニアムじゃないの?
私は職場があのコンドミニアムに近いので、あそこには行った事は何度もあります。
またクアラルンプールでは今まで毎年引っ越ししているので、色々とコンドミニアムも見て回ったつもりです。
あれは特別豪華ではない、ごく普通のコンドミニアムになります。
正直、日本の住宅環境って良くないんですよね。。。天井も低くて狭いし。
ただしここで補足です。
ごく普通というのは、外国人が住む住居という意味でという事です。
現地のローカルでこのレベルのコンドに住めるのは、そこそこ稼いでいる中間層以上の人くらいでしょう。
月給20万円は日本でだったらそこそこの給料ですが、現地のローカルはマネージャークラスじゃないと貰えない給料です。
現地ローカルなら大卒でも月給10万円くらい、ブルーカラー系なら月給3万円程度が目安ですね。
そういう人たちが住む住居はメンテナンスやセキュリティは無いも同然で、ハッキリ言って日本で生まれ育った多くの人は耐えられない環境だと思います。
じゃあ、なんで日本人の普通の社員にそこまで払うの?と思われるでしょう。
なぜなら、それくらいの給料を払わないと日本人がわざわざ外国まで来てくれないし、それくらい払っても来て欲しいという需要があるからです。
やっぱりわざわざ外国まで行こうという人は多くないし、その上給料が激安なら尚更行きたがらないですよね。
でも、そこで逆張りができるんですよ。海外の求人は応募する人が少ない分、競争率が低いんです。日本で就職活動するより楽でしたね。
ただ、我々が現地で就職するというのは、外国人が現地人の職を奪うのと同じ意味です。だからどうしてもその人でないと!という強い理由が必要になります。
だから、日本で未経験の業界に就職しようとしても、就労ビザの発給がシビアになる分就活も厳しいですね。(例外もあり得ます)
プールやジムがあるなんて!
外国人が住むコンドなら、プールやジムは当たり前です。
ちなみに、これが私の住むコンドのプールです。(アイキャッチ画像も同じです)
週末の昼下がりにプカプカとプールに浮かんで空を眺めるのが最高のリラックスですね。
プールの水もきれいだし、日本から泊まりに来た友人も感動してバシャバシャと泳いでましたよ。
うちのコンドの下層階はショッピングモールなので、レストランもいろいろ。
寿司屋や日本食レストランもいくつかありますよ。
マクドナルドやスターバックスもあるので、日本と同じような食生活も可能です。
他にも小綺麗なスーパーがあるので、自炊の時も助かります。
さらにはお馴染みダイソーも。
これだけ色々揃っていたら、引きこもりの人には最高じゃないでしょうか(笑)
ただし、コンドミニアムごとに管理がしっかりしているかは違います。
私が最初に住んだコンドは、プールが緑色だったりセキュリティゲートもフリーパスでしたね。。。(最初だから私もチェックが甘かったです)
その辺りは部屋探しの際にしっかりとチェックした方がいいと思います。
家具付きの家?
こちらのコンドミニアムは家具付きの物件と家具無しの物件があります。
家具付き物件はちっとも珍しい存在ではありません。
それにしても、なんで日本は家具無しの家があまりないんでしょうかねぇ?
ノマド生活を実践する人やシンプルライフやミニマリストを目指す人なら、東南アジアはホントうってつけだと思います。
デポジット(家賃のデポジットが家賃2ヶ月分+電気・水道などのデポジットが家賃0.5ヶ月分)とパスポートさえあれば部屋を契約できますし、スーツケース一つで気軽に引っ越しできるわけですから。
日本から色々と家具や電気製品を持ち込んだり現地で買う手間がかなり省けるのはありがたいですね!
日本の電圧が100Vに対してマレーシアは220Vですから、いわゆる白物家電は日本のものは使えませんから。
ただ、家具付き物件は当然部屋のオーナーによってレベルが変わってきます。
ボンビーガールの部屋はかなりいい家具をつかった物件ですね。
それだから、あの部屋の家賃は少し高いように感じました。私の部屋は家具が普通な分、もう少し安いです。
出勤など日常生活でタクシー使うの?
マレーシアは基本的に、No Car No Life になります。
しかし物価が安いこの国、車はすごく高いです。国産の中古車もほとんど値崩れしません。(私も国産車の中古ですが、13万キロ超の中古車で約80万円です。。。(ノД`))
そしてマレーシア国産車を守るため、日本車等の外車は日本の倍の値段です。
その分タクシーは日本よりずっと安いので、外国人でタクシーをメインに使う人は少なくありません。
確かに、番組で紹介された配車アプリの Grab Car のおかげでタクシーはかなり安心して使えるようになりました。
でも、タクシーがメインの生活はまだまだ不便です。
例えば、雨が降ったりするとまずタクシーは捕まりません。アプリを使おうが捕まらないといってもいいでしょう。
流しを捕まえたとしても、雨だとこっちの足下を見てものすごいぼったくり価格を提示します。(アプリを使わなければ基本メーターは使ってくれません)
また、ドライバーが増えた分、質も落ちてトラブルがたまにあるようです。(流しよりはずっとマシですが)
それだから、やはり可能なら車があるほうがマレーシア生活は確実に充実できて難易度も下がるのが現実なんですよね。
食費がすごい安い!
ローカルフードは日本では考えられないレベルの値段です。ただどんどん値上がりしてるし、日本食は日本より高くつきます。
すでにこのブログでも紹介してますが、マレーシアのローカルフードは本当に美味しいです。
でも、長く生活しているとそれだけじゃ飽きてきて、食べ慣れた日本食とか食べたくなります。
散々言ってますが、100%ローカルと同じ食生活で長期間過ごすことは無理だと思って下さい。
やはりローカルフードは味付け濃いめで油も多めで、野菜不足になりがちです。
それでも日本食だけじゃ食費がすごく高くなりますから、メインはローカルフードで過ごせるくらいがいいでしょうね。
英語ダメでも仕事できるの?
正直、私も英語はかなり苦手です。。。
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そんな私ですが、日本語7-8割で残りは英語で仕事している感じだと思います。
マレーシア人ではできないような日本人の顧客対応をする必要があるわけですから、日本語がしっかりでき、日本人顧客が求めるレベルの仕事ができるのが最重要です。
でも現場は日本人だけではありませんし、日本人以外の同僚や世界中の拠点のメンバーとやりとりする必要があります。(特にIT業界はそういう流れですよね)
そういう時は英語が必要となりますが、それほど心配はいらないと思います。
自分がやってる仕事に関する英語なら、ある程度内容も検討はつくんじゃないでしょうか?(だから外国語で一番難しいのは日常会話ですね。)
流ちょうに話すのは私もまだ無理だし、できなくても構いません。ネイティブじゃないんですから。
つっかえながらでも、お互いになんとかコミュニケーションが取れるようなら問題ありません!(日本人は外国語へのハードル上げすぎですね。)
最後に
あの放送を見て、あれなら自分もマレーシアで仕事してみたい!と思われた方もきっといたことでしょう。
私は日本のブラックIT企業で働くくらいならアジアで働く方が幸せになれると考えています。
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もちろん私が正解だなんていえないし、決めるのはご自身です。
でも外国で働くことのメリットは、選択肢は日本だけじゃないというオプションが増える事じゃないでしょうか。
このオプションを使うかどうかはあなた次第。
海外で働くことで、楽しいことも辛いこともたくさん経験できるでしょう。
しかし、多数派が選ばない道なき道を進むために、自ら道を切り開く必要があります。
それでもこのオプションを使いたいと思ったら、できることから自ら行動を起こしましょう!
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とはいえ、海外で働きたいと思っても実際に働いてる人は周りにもほとんどいないでしょう。
自分の想像以上に海外で評価されるキャリアの人がいる一方で、現在のキャリアや方向性を考慮すると日本で転職するほうがいい人もいます。
このように、自分はどちらを目指すべきかを判断する詳しい情報は、まだ世間一般には広まっていません。
やはり、転職エージェントでキャリアアドバイザーの無料カウンセリングを受けて、エージェント経由の情報やカウンセリングの結果から総合的に判断するのが一番です。
このような場合にオススメできる転職エージェントが、リクルートエージェントです。
転職エージェントとして国内ナンバーワンなだけでなく、海外就職などのグローバル転職においても豊富な実績があります。
まさに、国内と海外の両方における転職市場を広く熟知している転職エージェントと言っていいでしょう。
国内最大手の転職エージェントなだけあり日系企業とのコネクションは他社より強いので、日系の大手企業の案件は特に充実しています。
また、海外で勤務する現地採用や駐在員の案件だけでなく、日本の拠点から海外に多く出張するような案件なども含め、数多くかつ幅広い求人を揃えています。
これらの多くが非公開求人ですので、転職エージェントに登録をしないとそもそも応募することができません。
リクルートエージェントは多くの転職エージェントと同様に、登録やカウンセリング・求人応募などすべてのサービスを無料で受けることができます。
まずは転職支援サービスに登録の上で、キャリアアドバイザーから無料のカウンセリングをを受けてみてはいかがでしょうか。
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追記
ボンビーガールのタイ編も放送されましたね。
こちらを見て更に海外就職の思いを強めた方は、どうかブラック企業に入社しませんように。。。
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そして、海外移住に興味を持った人には、現実の甘い話と苦い話を事前に知ってほしいです。
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また、実際の海外就職で内定するまでは、このような流れになります。これでイメージは沸いてくるのではないでしょうか。
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