こんにちは、さむさんです。
前回、マレーシアの治安について書きました。

予告したとおりに、治安に大きく関わる警察の事について書いてみようと思います。
基本的にマレー系で構成される組織
警察もそうですが、公務員や空港職員みたいな公共系の仕事は基本的にマレー系でないと就職できません。
いずれ書きますが、この国は既得権益系の仕事はマレー系で独占されています。
ただでさえ勤勉さに欠ける傾向のマレー系なのに、公務員だと一般企業よりまったりした社風?になりますから、ますます一生懸命は働かなくなります。
(中華系の一部は日本人も真っ青なレベルで勤勉に仕事をするので、まったく対照的です。)
おまけに、公務員の給料は全然高くありません。
警察官でも月給は、ブルーカラー系の人と同じくらいの1000リンギ前後です。1リンギ=約33円ですから、日本では考えられない安さですよね。
物価が元々安いとはいえ、経済成長と共に物価はすごく上がっています。おまけに今年4月からGST(消費税)も始まりました。
それなのに給料はほとんど変わっていないのが現状です。となると、お金をもう少し稼ぐ必要があるわけで。。。
さらに稼ぐために
一般企業じゃないですから、頑張って指名手配犯を捕まえたり懸命に仕事しても、それが給料には結びつかないのが現状です。
となると、別の方法でお金を稼ぐ必要があるわけで。
別の方法とは、何かにつけてこちらの出方次第で便宜を図るような態度を見せて、便宜を図る手数料を徴収する事です。
わかりやすく言うと、ワイロ。ハッキリ言って、こちらの警察官は何よりもワイロが大好きです。
これでも前より厳しくなって減ったようですが、日本では考えられないレベルでワイロが当たり前のように通用しているのが現状です。
例えば、ワイロ稼ぎの定番は交通検問。
私が友人の車に同乗してドライブしていたところ、運転していた友人が携帯電話で通話しながらだったので、検問で止められてしまいました。
実際にこの罰金を警察署で払うと300リンギかかるようですが、そこからうまく友人が交渉したようで。
結局、20リンギ渡して見逃してもらってました。ただし、渡すときもこっそり外から見えないようにしないと怒られるので、うまく渡す必要があります(汗)
確かにこうやって車を何台も止めてワイロを回収すれば、効率良い小遣い稼ぎになるんですよね。。。
他にも、幸い私はまだ経験したことありませんが、強盗に入られて警察に通報してもワイロを払わないとなかなか動いてくれないとかもあるようです。
一番頼れるのはお金
結論から言うと、警察は当てにならないと考えてください。
マレー系で構成された既得権益の組織は基本腐敗していますので、日本の警察のような迅速な対応は一切期待できません。
となると自分の身を守るには、多少お金がかかっても安全な場所を確保する必要があるわけです。
非常にネガティブで身も蓋もないですが、お金で安全を買うのは一番効果的で間違いが無いと思います。
あまり気持ちの良い気分にはなれないですけどね。
コメント
とても分かりやすい説明をありがとうございます。
いつもありがとうございます。
これからも楽しみにしています。
コメントありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。