マレーシア

マレーシアでもサッカーは人気!しかし、「みんなのスポーツ」ではありません。

こんにちは、さむさんです。

今日は日本でサッカーの代表戦。日本vsシンガポールの試合だったようですね。

残念ながら日本はドローという結果。次こそ勝ち点3をゲットして欲しいものです。

Twitterとかを見ていると、シンガポール代表がほとんどマレー系の選手ばかりというのが以外だったようで。

シンガポールと言ったら、中華系がメインの国家です。元々マレーシアと一つの国だったのに、マレー系が多数派の中央政府から追い出されたようなものですから。。。

だからシンガポールとマレーシアは色々共通点がありますが、サッカーに関しても似たような感じです。

なぜマレー系ばかりなのかというのには、理由があるのです。

民族によってプレイするスポーツが違います

かつてはアメリカでも、テニスやゴルフなどは白人が中心にプレイしており、バスケットボールなどは黒人が中心にプレイしていたようです。

黒人のタイガー・ウッズがどれだけ活躍しようが、彼がプレイできないゴルフ場はまだあるとか。。。

それと同じように、マレーシアやシンガポールでも民族ごとにプレイするスポーツは違います。

マレー系ならサッカー。中華系ならバドミントンや卓球です。(インド系はデータがないのですが、たぶんサッカーが多いでしょう。)

そもそも違う民族同士で混ざってつるむことも少ないですから、残念ながら民族問わず混ざり合ってプレイするという事はありません。

シンガポールがオリンピックで初めて金メダルを取ったのも卓球です。(中国出身の選手らしいですが)

そしてバドミントンはマレーシアが唯一オリンピックでメダルを取れる競技。中国と並んで世界のトップです。

それに比べると、サッカーはワールドカップに出るのもままならない状況です。(そもそも最終予選にも進出できないですから。)

サッカーは見るスポーツ

サッカー自体はとても人気がありますが、どちらかというとテレビで見て楽しむものですね。中華系の人もマレー系同様に喜んで見てます。

特に英プレミアリーグは全試合衛星放送で生放送されるくらいの人気です。

ヨーロッパのサッカーに関しては日本以上にテレビ観戦できるんじゃないでしょうか。また、最近は日本のJリーグが東南アジア展開に力を入れているので、Jリーグも毎週数試合生中継が行われるようになりました。

ワールドカップも自分達の国が出ないのに、ヨーロッパや南米の強豪国を楽しんで応援しています。

でも、日本のように代表戦が盛り上がることはありません。

ワールドカップを目指すといった目標はないし、マレー系の選手ばかりですから他民族の人たちは白けムードです。

国内にもリーグ戦はあるんです

もちろん、国内リーグもちゃんとあります。マレーシアスーパーリーグというのが国内の1部リーグに相当します。(2部リーグがマレーシアプレミアリーグらしいです。)

マレーシアなのにシンガポールのチームも参加してたり。(小国のシンガポールにも国内リーグはあるんですよ。)

だけど、ここでもやはり中心はマレー系になります。(最近景気がいいマレーシアなので、大金使って外人選手も獲得するようにもなりました。)

去年、国内最多優勝回数を誇る名門チーム「セランゴールFA」の試合を見に行ってきました。

バージョン 2 IMG_2723

試合前からたくさんのサポーターが盛り上がってました。発煙筒とか変なところを真似しなくていいのに(笑)

それよりも応援を真似して盛り上げて欲しいのですが、スタジアムの席は半分も埋まってません。6万人規模入る大きなスタジアムですから空席が目立つったらありゃしない。

あと、みんなで応援歌歌って盛り上げるというより、勝手に騒いでいるだけの一体感がない盛り上がりなのが気になりました。

スタジアム側でホームのサポーターを煽るようなアナウンスとかで盛り上げたりするのも皆無だったので、そこは改善したらもっとよくなるのになぁ。

レベルは落ちたとしても、サッカーはテレビより生で選手の動きを見た方が楽しめると思うので、もっと世間にPRしたらいいと思うんですけどね。

ただそういうのをしないでまったりするのがマレー系らしい(笑)観客もたぶん95%くらいマレー系ばかりでした。クアラルンプールみたいな外国人だらけの街にいると、ここまでマレー系に囲まれる経験はまずありません。新鮮な経験でしたね。

みんなでプレイできないから

やはりスポーツはエンタテイメントですから、盛り上がりがあって人やお金が集まる方がチームも実力がつきますよね。

でもマレー系のみでサッカーをプレイしている現状だと、盛り上がらず人も集まらず、今より上に行くのは難しいかもしれません。

国内の中華系などを取り込めないのなら、優秀な外国人選手を呼んできてレベルを上げるところからはじめては?と思います。

Jリーグもそこからレベルを上げていったんですしね。

 

 

 

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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