こんにちは、さむさんです。
私は先日、久々にアメリカのラスベガスまで行ってきました。
このところアジアにどっぷりだった私なので、アメリカ自体が10年ぶり。
日本で購入できるアメリカ向けのプリペイドSIMも、以前とは違うラインナップになってきました。
最近アメリカ向けのプリペイドSIMでよく売れてるのは、この『MOST SIM』。
アメリカ国内のAT&TまたはT-Mobileの4G/3Gデータ通信を無制限に利用でき、国内通話は無料ですから、国際ローミングよりずっと安価に利用できます。
このSIMは日本で購入できますから、日本語のユーザーサポートとマニュアルがあるので安心。
私も今回初めてMOST SIMを使いましたが、アメリカに行く際には大いに役立つプリペイドSIMだと思います。
そこで今回は、MOST SIMのAT&T版とT-Mobile版の両方を使って、事前のアクティベート・設定から現地での使用状況などを解説します。
海外でプリペイドSIMを使うなら、スマホのSIMロックを解除したSIMフリーにしなければいけません。
日本のキャリアで購入したスマホはSIMロックされてますが、ロック解除は無料で簡単にできますので、事前にやっておきましょう!
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海外に行く前にドコモのスマホ(iPhone, Android)をSIMロック解除しよう
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MOST SIMを使うメリット
アメリカでデータ通信を利用するには、すでに国際ローミングやレンタルWi-Fiルーターなどがあるわけです。
そんな中でも、MOST SIMには以下のようなメリットがあります。
MOST SIMを使うメリット
①日本で事前に購入できるだけでなく、日本語のユーザーサポート・マニュアルもある
②アメリカ国内のデータ通信・通話・SMSは使い放題で、国際ローミングよりずっと安価に利用できる
③キャリアはAT&TとT-Mobileの二種類あり、目的や用途に応じて選択できる
日本で事前に購入できるだけでなく、日本語のユーザーサポート・マニュアルもある
MOST SIMの一番ありがたいのは、日本で事前に購入できること。
個人旅行なら空港でSIMを買う時間もありますが、グループや団体旅行だとそこまで自由に動く時間があるかが定かではありません。
ちなみに、ラスベガス中心部のT-Mobileのショップでは、この値段で旅行者向けのSIMが売られていました。
一ヶ月10GB使えて$40ですから、少しオーバースペック気味ですね。
一週間程度の旅行なら、日本で事前にMOST SIMを購入したほうが安く上がりますよ。
事前に購入することで、アメリカに到着して飛行機を降りたらすぐにスマホでネットに接続できますから、空港から日本の家族や現地の友人などと確実に連絡を取り合えます。
MOST SIMにはメールによる日本語ユーザーサポートと日本語マニュアルもありますので、緊急時でも安心できるでしょう。
設定の手順はここに一通り書いてありますので、まずは目を通してください。
スマホからSIMを乗せたトレイを取り出すSIMピンもついているので安心ですね。
この画像はAT&T版ですが、T-Mobile版もほぼ同じです。
アメリカ国内のデータ通信・通話・SMSは使い放題で、国際ローミングよりずっと安価に利用できる
MOST SIMは、アメリカ国内のデータ通信・通話・SMSはすべて使い放題です。
データ通信は本当に使い放題なの?と思われるかもしれませんが、私が実際に使った限りでは特に通信制限はかかりませんでした。
LINEなどのメッセンジャーアプリでメッセージや通話をしたり、FacebookやInstagramなどSNSに画像を投稿したり、たまにYouTubeで動画を見るといった一般的な利用方法の範囲内なら、おそらくほぼ無制限で使えるものと考えられます。
確かに、今ではドコモとauは1日980円でデータ通信の国際ローミングを使えるようになり、使い方次第では下手に現地のSIMを購入するのと比べて大差ないコストで簡単に使うことができます。
しかし、アメリカに5-7日程度の滞在となるなら、2,000-3,000円程度で購入できるMOST SIMのほうが圧倒的に安価でしょう。
旅先ではメッセンジャーで連絡を取り合ったりSNSへの投稿も増えたりなど、いつも以上にスマホでネットに接続してデータ通信を使うことになります。
データ通信が使い放題のMOST SIMなら、通信制限など気にせず安心してスマホでデータ通信を使えますね。
キャリアはAT&TとT-Mobileの二種類あり、目的や用途に応じて選択できる
MOST SIMは、AT&TとT-Mobileの2つのキャリアから選ぶことができます。
加入者では全米2位のAT&Tと3位のT-Mobileですが、MOST SIMではどのような違いがあるのでしょうか。
AT&TとT-Mobileでどう違うのか?
MOST SIM公式サイトに掲載の情報などを元に比較しました。
まず大きな違いは、プランの種類はT-Mobileのほうが豊富です。
一ヶ月以上となると現地でSIMを買うべきですが、短期旅行ではAT&Tよりもリーズナブルに使うことができるでしょう。
ただし、エリアが充実しているのはAT&Tです。
都市部以外の郊外や国立公園に行くならAT&Tのほうがベターだと思います。
とはいえ、海外のキャリアは日本みたいにきめ細かくないので、エリアの中に穴があるのがほとんどです。
少し都市部から離れたり、都市部でもビルの奥の方に入ると圏外になることは珍しくありません。
富士山の山頂でもデータ通信が使える日本と同じようにはいかないのは、あらかじめ認識されたほうがいいでしょう。
アメリカで4Gを使いたいならiPhoneが確実
注意点なのですが、アメリカでMOST SIMを使うなら、お持ちのスマホがアメリカのバンド(周波数)に対応するかは必ず確認してください。
アメリカのキャリアは、アメリカ以外でほとんど使われない特殊な4Gのバンドでネットワークを構築しています。
特に日本で買ったAndroidの格安スマホは、アメリカのバンドには対応していないことがほとんどなので、その場合はアメリカでデータ通信につなぐことはできません。
もしこの話がわけわからないという人は、黙ってSIMフリーのiPhoneをアメリカに持っていきましょう。
iPhoneは本体が高価なだけあり、世界各国のバンドに手広く対応しています。
これを機会に、中古のiPhoneを買うのもアリじゃないでしょうか。
iPhoneを中古で購入するなら、イオシスのような保証がしっかりしたお店で買いましょう。
イオシスは、万が一購入したスマホが赤ロムなどのネットワーク利用制限で急に使えなくなっても、保証期間の有無を問わず無償交換または返金に対応してくれるので安心ですね。
MOST SIMのAT&TとT-Mobileを両方使ってみた
今回は初めてだったので、MOST SIMのAT&T版とT-Mobile版の両方を試しに使ってみました。
パッケージ開封からアクティベート、現地での開通や通信速度はどうなってるでしょうか。
【重要】渡米前にアクティベートを忘れずに!
さっそくMOST SIMのパッケージを開けてみましょう。
これはT-Mobile版ですが、AT&T版と同様に日本語マニュアルが記載され、スマホからSIMを乗せたトレイを取り出すSIMピンがついてきます。
マニュアルにも記載されてますが、まずはこのMOST SIMのSIMをお持ちのスマホにセットして、スマホがSIMを認識するかを確認しましょう。
そして、渡米する前にMOST SIMのサイトでアクティベートの手続きをするのを絶対に忘れないでください。
多くのプリペイドSIMはスマホに差し込めばアクティベートされて使えますが、MOST SIMはいつから使い始めるかなどをWeb上で入力することにより、MOST SIM側でアクティベートの手続きが行われます。
このアクティベートの手続きは、遅くとも開通日の2日前までに完了するようにとのことですが、もっと早くやったほうがいいでしょうね。
マニュアルに記載のURLからアクセスすると、アクティベーション情報と連絡先の入力が求められます。
IMEIとはスマホがそれぞれ持つ機体番号のことで、*#06# とダイヤルすれば表示されます。
ご希望の開通日はアメリカ時間での開通日ですので、時差に注意してください。
ここで入力したメールアドレスにこのSIMの電話番号などを記載した開通確認メールが送られるので、現地についてスマホですぐ確認できるメールアドレスにしましょう。
Amazonの注文番号は、Amazonのトップページから『注文履歴』を見ると確認できます。
そして、次は入力項目の確認ページです。
『確認済み』をクリックすれば手続きは完了し、メールアドレスに確認メールが送られます。
当日の朝には開通していた
MOST SIMのマニュアルによると、アクティベートで設定した開通日の午前中には開通確認メールが送られると記載されてました。
私は開通日の午前9時頃にサンフランシスコ空港に到着しましたが、夜明け前にはAT&T版もT-Mobile版も開通メールが来ていましたね。
空港についてスマホの電源を入れたら、iPhoneもPixel 3 も特に設定不要で数分後には4Gのネットワークに接続して、日本にいるときと同じようにネットに接続できるようになりました。
通信速度を比較
それでは、通信速度を比較してみましょう。
まずは、サンフランシスコ空港で乗り換えの待ち時間で計測しました。
空港内はさすがに速度は申し分ないくらい速いですね。
AT&Tの5GEというのは、より高速な4Gである"LTE-Advanced"をAT&Tでは5GEと言ってるだけのようです。
次はラスベガスの中心部にて。
噴水ショーで有名なホテルのベラージオ前です。
サンフランシスコよりも速度は落ちてますが、実用性についてはどちらも問題ありません。
都市部のエリアは大きな差がないが。。。
エリアについてはどうでしょうか。
都市部の屋外ならほとんどどこでも4Gが使えるので、AT&Tのほうが若干速いとはいえ両者ともに問題ありません。
問題は都市部の屋内、そして郊外です。
明らかに日本のどのキャリアよりもカバーは充実してないので、ビルの奥の方や郊外に行くとすぐ3Gに切り替わったり圏外になるのは否めません。
やはり屋内でも郊外でもマシなのはAT&Tのほうですね。
とはいえあまり安定しないので、あまり大きな期待はしないほうがいいと思います。
まとめ
以上、MOST SIMのAT&T版とT-Mobile版の両方を使って、事前のアクティベート・設定から現地での使用状況などを解説しました。
両方使ってみましたが、AT&T版は若干高いだけあってエリアの穴は少なめで、速度は早めなのは実感できました。
ただ、そこまで差が大きいとはいえないので、都市部をメインで行動される人はリーズナブルなT-Mobile版のほうで十分じゃないかと思います。
AT&T版は、アラスカや国立公園・ハワイの島々など都市部以外をメインにする人、あとは少しでも充実した通信速度やエリアを求める人にオススメですね。
いずれを選んでも、アメリカでは大いに役立つプリペイドSIMです。
アメリカに行く前に、ぜひ購入しておきましょう。
それでは、また!