こんにちは、さむさんです。
イスラム教徒たちが毎年断食を行っているのは、皆さんもご存じかと思います。ラマダンと呼ばれるやつです。
でも、イスラム教が身近でない日本にいると、どんな感じなのかイメージ沸かないですよね。
多くのムスリムが多数派の国はラマダン中いつもとは違った雰囲気になりますが、それはマレーシアも同じです。
いったいどんな雰囲気になるんでしょうか?
期間はどれくらい?
私も日本にいた頃は、そもそもそこからして全然予備知識がありませんでした。
期間は約一ヶ月です。太陰暦で計算しているので、時期も毎年微妙に違います。
2015年は6月18日から7月16日。
そして、7月17日が断食明けのハリラヤプアサ。ムスリムのお正月です。
ずっと食事できないわけではない!
断食というと、本当にずーっと飲食できないんでしょうか?
さすがにそこまでハードだとたくさんの人が死んでしまいます。(汗)
基本は、日の出から日没までずっと飲食をしない事になります。
ですので、ラマダン中はオフィスの座席で堂々と飲食はしないのがマナーです。
私のオフィスにもマレー系の人はたくさんいますので、その期間は座席でおやつは食べないで、こっそりお茶を飲むくらいにしてますよ。
やっぱり食事しないから。。。
以前私の日本人の友人が断食に挑戦しましたが、1日でギブアップしたようです。今まで1日三食食べていたのに、急に生活習慣変わると体調にも大きな影響が出るようで。
もちろん、毎年ずっと断食をしているムスリムの人たちにも楽ではないようです。
ラマダン中は、土日でも昼間は静かな感じがします。ショッピングモールとかに行っても、いつもより人は集まってないです。
やはり普段よりも活動量をセーブしないと、身体がもたないんですよね。
それでも、仕事はやらないといけないから大変です。
マレー系が多い職場に行くと、いつも以上に雰囲気はまったりしているんですよね。
去年のラマダン中にアメリカから通販で買い物をしたのですが、家まで配達されるのに一ヶ月近くかかりました。いつもはここまでかからないのに。
おそらくクアラルンプール空港に着いてから荷物も放置されていたんじゃないかと思ってます(笑)まさにマレー系ばかりの職場ですから。
でも、イベントもたくさんある!
だいたいマレーシアの日没は午後7時30分くらいなので、その少し前になるとレストランにはマレー系の人たちが集まり始めるんですよね。
さっさと注文するのですが、時間にならないと食べることはできないんです。
そんな彼らの目の前に料理がサーブされ、お皿を前に食事ができる時間を待ちわびている光景は、この時期の定番だったりします。
それどころか、ラマダン中はディナーをビュッフェスタイルで営業するムスリム系レストランが多いです。
お腹がぺこぺこな彼らがわんさか集まってがっつり食べますけど、これは太るパターンの食事ですよね。。。
事実、ラマダン中はかえって太る人も少なくないようで(笑)
そして、この時期夜は毎日ムスリム系ナイトマーケットもやってます。
色々屋台で食べ物つまんだり色々買い物したりして。
さらにラマダンの前やハリラヤプアサの際もバーゲンセールがあったり、要は日本の年末年始と同じなんですよね。
イベントもたくさんある、ビジネスや商売の面でもかき入れ時なわけです。
ハリラヤプアサの時期の訪問は気をつけて!
ハリラヤプアサはムスリムにとっての正月ですから、長期連休をとって実家に帰ったり旅行に行ったりします。
だから、ムスリム系のお店はこの時期は絶対に休みになります。またホテルや航空券も高くなります。
クリスマスの時期に欧米を訪問するようなもんですので、お店が休みというパターンにならないよう気をつけてください!