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海外就職の現地採用やコールセンターのキャリアパスとステップアップについて考えてみた

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こんにちは、なぐもさむです。

最近の海外就職事情を見てみると、私が海外就職した2012年頃と比べ、海外就職そのものへの関心や海外へ転職する人は着実に増えてるようです。

決して誰にでも勧められることではありませんが、海外就職という新たな選択肢が増えるのはいいことだと思います。

そんな海外就職でずっと言われ続けるのが、海外就職にはキャリアパスがないということ。

特に現地採用やコールセンターでの就職について、そのような指摘をされることが多いです。

キャリアパスについては、私のような海外就職経験者の間でも意見が分かれていますし、色々と反論もあります。

『海外就職にはキャリアパスがないから。。。』という理由で躊躇してきた人を何人も見ました。

そこで、海外就職の現地採用やコールセンターにキャリアパスがあるのかどうか、そこからどのようにステップアップすべきかについて、海外就職を実現し約4年間タイ・マレーシアで働いてきた私が、できるだけフラットな視点で考えてみます。

 

キャリアパスがあるのかどうかについて

まずは、キャリアパスがあるかどうかについてです。

これについては、キャリアパスが無いという意見が多数派のようですが、どうなのでしょう。

 

キャリアパスがないという意見とその反論

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キャリアパスが無いという人は、以下のような意見を言うことが多いですね。

現地採用やコールセンターだと、上の役職へのステップアップが難しいですよね?上の役職に就くのは、日系企業だと本社から来た駐在員で、外資系企業だと現地人が多い。そもそも、給料も日本で働くより安い場合も多いからなぁ。

 

この意見へは、以下のような反論が多いです。

いやいや、その分ワークライフバランスがあるので、余った時間で副業したり、起業の準備だってできますよ。たとえ給料が安くても生活コストや税金が安いから、日本より豊かな生活レベルになります。

 

これを読んで、みなさんはどのように思われたでしょうか?

私からすると、この両者はどちらも言ってることが正しいと思います。

ただ、議論が噛み合わずに平行線のままなんですよね。

 

議論が噛み合ってない

確かに、現地採用かコールセンターで入社した場合、その会社で上の役職へステップアップする門は広くありません。

そして、ワークライフバランスがあるゆえに複業などができるのは今の時代にマッチしているし、東南アジアの多くの国では生活コストや税金は日本より安いです。

しかし、これはキャリアパスが『あるかないのか』についての反論にはなってません。

キャリアパスがあるかどうかについてと、生活コストやワークライフバランスについては、それぞれ別の問題じゃないでしょうか?

ご自身の価値観や方向性からどちらを選ぶのがベターかという問題になってるので、議論が噛み合ってないわけです。

 

海外では日本のキャリアパスと大きく異なる道でステップアップ

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前述のキャリアパスについての意見と反論がどちらも正しいということですから、海外就職でキャリアパスがあるとはいえないと思います。

しかし、そもそもキャリアパスという言葉自体が、一つの企業でステップアップするという前提の言葉なんですよね。

そもそも海外就職においては、海外に転職すること自体で一つの企業でステップアップするのとは違う道を行くことになります。

つまり、日本の従来型のキャリアパスとは大きく異なる道でのステップアップを目指すわけです。

さむ
今の時代においても、日本の従来型のキャリアパスはもうそぐわないでしょう。

 

だから、現地採用やコールセンターにキャリアパスがないといっても、それでステップアップできないというのは違うと思います。

ただし、ステップアップするための道は、これまでにないくらい多様な道があります。

多様な道があるということは、どれが正解で間違いというのはハッキリしません。

どれが正解になり、どれを選ぶべきなのかは自分次第。

単純に社内の仕事をこなせば社内でステップアップする従来型のキャリアパスと違い、漫然と日々の仕事をこなすだけだったりぼんやりとしてたら、先に進めなくて詰んでしまう可能性もあります。

だから、自分はどの道を進み、そのために必要なスキルはこれであり、このスキルをどうやって身につけるかまで、自分で考えて選ばなければいけません。

これは現地採用もコールセンターも関係なく、ステップアップのために必要なことです。

次の二社目でステップアップできるよう、一社目で海外経験を積みつつ専門性を磨いて、自分の付加価値を高めていきましょう。

海外就職はゴールではなく、新たなキャリアのスタートなわけです。

 

海外就職からどうステップアップすべきか

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日本の従来のキャリアパスのほうがベターという人もいれば、海外から新たなキャリアを切り開こうという人もいるのが当たり前です。

だから、人それぞれステップアップへの道は変わります。

では、海外就職からはどのようにステップアップすればいいのでしょうか。

以下の3つのパターンがあるでしょう。

海外就職からのステップアップ

①駐在員や日本の外資系企業への転職
②現地の外資系企業への転職
③その他の道

 

従来のキャリアパスに近いステップアップを目指すなら、日本で駐在員や外資系企業への転職が王道でしょう。

さむ
多くの人に万人受けするのはこちらの道だと思います

 

駐在員や日本の外資系企業への転職

海外就職したら『もうその国に永住するの?』とか日本の友人に言われたりしますけど、実際にそのままその国で一生過ごすという人は少数派。

単純に本人の希望で帰国したり、家庭などやむを得ない事情などで帰国せざるをえなかったりなど、様々な理由で帰国するのが多数派です。

そんな海外就職経験者のステップアップの王道といえば、日本で駐在員や外資系企業へ転職することです。

 

海外で管理職へ昇進するのは難易度高い

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現地採用とコールセンターの場合、現地では日本語スペシャリストという扱いのことも少なくありません。

特にコールセンターはそうですが、現地採用でも日系企業と外資系企業の両方でその傾向じゃないでしょうか。

要するに、現地採用は日本語というスキルが認められた専門職みたいなものですね。

当たり前ではありますが、マネージャーなどの管理職への枠は一般社員よりも狭くなります。

日系企業だと管理職は本社から来た駐在員であることも多いですし、現地企業も現地人の管理職のほうが多いです。

そもそも、管理職に一番求められるのはリーダーやマネジメントなどのスキルであり、日本語というスキルは二の次。

だから、今働いてる会社で管理職への昇進を目指すような従来型のキャリアパスは、海外においては難しいわけです。

 

海外経験そのものを評価してもらう

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となると、今の会社でステップアップが見込めない場合は、他社へ転職することでステップアップを目指すことも考えたほうがいいと思います。

具体的にいうと、日本国内他社の駐在員候補者の求人、または日本の外資系企業の求人に応募することです。

日本の会社員は海外勤務を希望する人が多くないので、駐在員候補者を中途で採用することは少なからずあります。

もしある国の駐在員候補者を募集していて、あなたがその国で現地採用として数年間働いていた経験がある場合、その候補としてはうってつけでしょう。

慣れない海外で数年生活したり、海外で外国人と働いていたという経験がある人は、海外生活への耐性があるというスキルを評価してもらえるわけです。

その国の言語を理解していたり、チームリーダーとして現地人メンバーをまとめた経験とかあれば、さらに評価は上がるでしょう。

さむ
海外生活に馴染めなくて帰国する人は少なくないので、海外生活への耐性は駐在員候補者には重要なスキルです!

 

また、日本においての外資系企業における働き方や評価などは、多くの面で日系企業とは異なります。(一部の外資系企業は日本に同化した『名ばかり外資系』のこともあります。)

外資系企業の転職においても、海外で外国人と一緒に働いたり、オフィスで英語のドキュメントやメールに日常的に触れていた人は有利ですね。

日本の日系企業でしか働いたことがない人だと、外国人メンバーとのコミュニケーションや、英語のドキュメントやメールは大丈夫だろうか?との懸念事項があるのは否めません。

海外で働いていたという経験が、外資系企業のカルチャーにも馴染めそうと評価されるわけです。

私の周りの海外就職経験者でも、日本に帰国して国内の外資系企業に転職した人は少なくありません。

かつて働いていた日系企業よりもいい環境で働けるという声も聞くので、一番いい選択肢かもしれませんね。

そんな日本での転職活動を行うなら、最大手の転職エージェントであるリクルートエージェントは外せません。

多くの転職希望者が無料登録するだけあり、案件は豊富であり、コンサルタントも多数在籍しています。

転職事情に精通したコンサルタントのカウンセリングを通して、キャリアの棚卸しや職務経歴書のブラッシュアップをしていきましょう。

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現地の外資系企業への転職

多くの人が帰国するとはいえ、現地がよほど気に入ったりとか現地で結婚したりなどにより、日本に帰国しない人もいます。

そういう人が現地でステップアップするなら、やはり日系企業ではなく現地の外資系企業を目指すべきでしょう。

 

結果のみで評価するシビアな環境

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日系企業とそれ以外の外資系企業とは多くの面で異なりますが、海外での外資系企業はなおさら異なると思ったほうがいいです。

私もマレーシアの外資系企業で働きましたが、今まで経験した日系企業とは違う厳しさで揉まれることになりました。

特に厳しいと思ったのは人事評価。

日系企業は勤務時間などの労務環境で厳しさがありますが、人事評価はそれほど厳しくありませんでした。

しかし、外資系企業はシビアに数字のみで結果を求められる人事評価です。

わかりやすいコールセンターで例えたら、何人の顧客からのコールをさばいたか、顧客からの評価の平均点数はどうなのか、といった数字で評価されます。

そして、1回のコールで日本の顧客が喜ぶように手取り足取り丁寧な対応をしても、コールの基準となる時間をオーバーしたらむしろ評価は下がります。

頑張ったかどうかだと基準が曖昧でフェアじゃないですし、いろんな国籍やバックグラウンドの人が働く以上、一番フェアなのが数字なのは確かなんですけどね。。。

逆に言えば、数字さえ出せば休暇も取りやすくなりますし、会社からも大々的に表彰されたりして周りの見る目が変わってきます。

その上管理職となると、部門の売上や部下を適切に人員配置して無駄に残業させないのを求められたりで、さらに厳しくなるでしょう。

そして、海外で働き続けるためには、ビザの問題は避けられません。

会社がビザをサポートするべきメンバーと認められるよう、仕事でも結果を出すのは不可欠です。

このような外資系企業ならではのシビアな環境は、合う人とそうでない人はハッキリ分かれると思います。

ただ前述の通り、海外の外資系企業での経験は、日本の外資系企業などに転職する場合でも評価されます。

すぐに帰国したいというのでないのなら、一度は海外の外資系企業で働く経験をするのはアリだと思いますよ。

さむ
日系企業とは違う外資系企業のカルチャーは一度体験していただきたいです

 

その他の道

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これは3つのパターンでは一番少数派でしょう。

具体的にいうと、海外または日本で起業したり、フリーランスの個人事業主になったりすることです。

海外に数年滞在する間に、海外の視点から新たなアイデアが生まれたり、現地のローカルや日本人への人脈ができた人もいらっしゃるでしょう。

アイデアと行動力があれば、日本または海外にはない新たなビジネスを生み出せるかもしれません。

少数派ではありますが、私の周りでもこの道を選んでる人はいます。

さむ
私が選んだ道も、本業の他に海外経験を生かして複業として個人事業主もやってますので、これが一番近いですね。

 

まとめ

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以上、海外就職の現地採用やコールセンターにキャリアパスがあるのかどうか、そこからどのようにステップアップすべきかについて考えてみました。

この記事を読んで、海外就職について色々と意見が分かれたかもしれません。

『結局のところ、海外就職は転職するのが前提であって、キャリアパスがないんでしょ?』と思われた方もいらっしゃるでしょう。

繰り返しますが、海外を選ぶか国内を選ぶか、海外に残るか帰国するか、どの道を選ぶのがベストなのかは人それぞれです。

まずは、『自分が将来どうなりたいのか』をハッキリさせましょう。

そして、自分のキャリアをどうするか、そこからどうやってステップアップしていくか、本心に基づいて考えてくださいね。

それでは、また!

 

  • この記事を書いた人
さむさん

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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