クアラルンプール - レストラン

手話で注文!世界一静かなスターバックスがクアラルンプールに開店。

こんにちは、さむさんです。

皆さんはスターバックスのコンセプトストアに行ったことはありますか?日本も含めて世界各地に通常のお店とは違ったコンセプトで作られたお店が増えており、話題になっていますね。

私が住んでいたクアラルンプールにもそういうお店はあります。2016年7月に、スタッフの多くが聴覚障害者というスターバックスが開店しました。これは世界で初めての試みだそうです。

通常のスターバックスはオーダーすると大声で復唱とかしてますが、ここはオーダーしても静かな厨房。まさに世界一静かなスターバックスでしょう。

オープン直後の8月に私も行ってきましたので、お店がどのような感じなのか紹介したいと思います!

クアラルンプールのバンサーにあります

このお店は、Bangsar地区にあるBangsar Village IIというショッピングモールの中にあります。(併設されているBangsar Villageには通常のスターバックスがありますので、ご注意ください。)

Bangsar地区はKL中心部から近く、欧米人も多くてハイソな雰囲気のエリアです。このショッピングモールの周りはレストランや欧米人向けベーカリーとかもあります。

LRTのBangsar駅から歩いていくと15分くらいかかるので、車かタクシーでいかれるのがいいでしょうね。

一見普通のスターバックスです

Bangsar Village IIに着いたら、Level 2 (日本で言う3階)まで上がってください。そうすると、すぐにスターバックスが見えるかと思います。

Starbucks Bangsar Village II の3階

中を見るとあまり大きくないですが、お店の横にたくさんテーブルと席があります。(屋内なので全席禁煙です)

Starbucks Bangsar Village IIの入口周辺Starbucks Vangsar Village IIの外側席

一見これだけだと普通のスターバックスと変わらないですよね?

入口近くの看板を注目してみてください。

Starbucks Bangsar Village IIの手話付き看板

Starbucksを手話で言うには、このようにすればいいんですね!

注文は手話または紙の注文表で!

スタッフが聴覚障害者ということは、彼らとコミュニケーションをとるには手話が必要となります。そうなると、コーヒーをオーダーするのも手話になるのでしょうか?

そこは大丈夫です。私のように手話ができない人は、紙の注文表に記入してオーダーができます。

先程の看板の下を見ると

Starbucks Bangsar Village IIのinformation

液晶横に紙の注文表と鉛筆がありますね。この注文表にオーダーを記入してください。

Starbucks Bangsar Village IIの注文表

低脂肪乳などカスタムオーダーを希望の場合は、その旨を記入すればOKです。あと、ご自身の名前を記入するのをお忘れなく。(海外のスタバだと名前聞かれてカップに名前を書かれるのが多いですね)

あとはその注文表を持って、レジのスタッフへ渡してください。会計したらレシートをもらいますが、このレシートに注意してください。

Starbucks Bangsar Village IIのレシート

レシートのQueue Codeが呼出番号になります。その番号がカウンター横のモニターに表示されたらできあがりになりますので、取りに行きましょう。(また、フリーWi-Fiのパスワードもレシートにあります。)

あとはいつものようにコーヒーを楽しみつつ、ゆったりとおくつろぎください。

Starbucks Bangsar Village IIのLatte

ビジネスにも結びついた素晴らしい試み

東南アジアでも、特に途上国とされる国を中心にボランティアやNGO団体が活動されてますが、資金面の問題などにより活動が行き詰まることが少なくないと聞きます。もちろん活動自体は意義あるものではありますが、結果を出すためには活動を継続することが必要です。

この件はStarbucksのような企業が営利活動の一環で行っているわけですので、当然お店で利益を継続して上げなければいけません。それは利益を上げるだけでなく、障害者の自立支援にもつながる素晴らしい活動だと思います。

マレーシアにおいては、日本と比べると障害者が活躍できる場はまだ多くありません。

まだこのお店は始まったばかりです。利益を上げて営業を継続することはもちろんのこと、さらなる発展によりこのようなお店が増えるのを期待しています!

 

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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