海外就職

現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種

2018-02-28

現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種_1

こんにちは、さむさんです。

現地採用・駐在員を問わず、海外就労を希望される場合、それが実現しやすい業界や職種は存在します。

そもそも現地で高いコストをかけても日本人が必要かどうかという需要の問題がありますし、海外就労で一番大きい問題は就労ビザが発給されるかどうかです。

わざわざ外国人を雇用して現地人の雇用機会を奪うわけですから、その必要性がなければビザを発給して就労を許可する必要はないわけですね。

となると、海外で仕事をしたいという希望があるのなら、それを実現しやすい業界・職種を目指すのが近道でしょう。

そこで、現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種についてまとめてみます。

目指すべき業界

まずは業界についてまとめてみます。

当たり前ではありますが、海外との間で業務を行うことが多く、かつ海外拠点の人材が多く求められる業界を目指すのが基本ですね。

特に多いのは、以下3つの業界です。

  1. 製造業
  2. 商社
  3. IT

ここで取り上げない業界のうち、金融も海外との業務が多いのは間違いないですが、現地拠点の多くが先進国だったり、特に外資系は日本向けビジネス要員として求められたりするので、海外就労のチャンスは思ったほど多くないようですね。

 

製造業

現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種_2

日系企業でも特に海外でのビジネスを展開しているのは、自動車や電気製品・電子部品など製造業のメーカーです。

トヨタやソニーなど世界的知名度を誇るメーカーだけでなく、自動車などに使う電子部品を作るメーカー、医薬品や化学メーカーなど、規模の大小を問わず様々なメーカーが世界に展開しています。

顧客は日本だけでなく、現地ローカル企業や現地日系企業などもあるので、営業職の人は日本向けのセールスだけでなく海外向けのセールスも経験できるでしょう。

また、これらのメーカーは販売だけでなく、生産も世界中で行っています。

工場など現地生産拠点を統括するのは、多くが駐在員かハイクラスな現地採用です。

営業職はもちろん、エンジニアの人や工場の生産管理・品質管理などのスキルがある人も、海外就労のチャンスは大いにあると思います。

 

商社

現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種_3

海外で業務を行うことが多い業界というと、商社のイメージが大きいんじゃないでしょうか。

商社は世界的な大企業から中小企業まで数多くありますが、それを2つに分けると総合商社と専門商社に分かれます。

 

総合商社と専門商社

最初に頭に浮かぶのは、三菱商事や三井物産などに代表される総合商社でしょう。

七大商社と言われますが、どの会社も誰もが知る有名大企業ばかりです。

商社というと貿易や卸売が典型的なビジネスではありますが、総合商社の場合このようなビジネスは子会社や関連会社に移管することが多くなりました。

最近は、海外の天然資源や商業施設の開発などのビッグプロジェクトを立ち上げたり、プロジェクト全体の統括や投資を行うなど、商社のイメージと違うビジネスも増えてきましたね。

かつては総合商社のビジネスの範囲を『ラーメンからロケットまで』と言い表す言葉もありましたが、今でも幅広く様々なビジネスに関わることができるのは変わりません。

そして、鉄鋼や機械の部品・医薬品や化学製品、そしてアパレルや繊維など、特定の分野に特化したビジネスを行う専門商社があります。

総合商社と比べると専門商社は規模は小さめの会社が多いですが、特定の分野に特化したキャリアをさらに深めるにはいい環境かもしれません。

また、総合商社と比べて知名度が低い分、中途採用で入社できる可能性も高いし、活躍できるチャンスは大きいでしょう。

 

IT

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商社とは別の意味で幅広いのがITです。

アプリやWebサービス関連のプログラミングや企画をする人、データセンターやサーバー・ネットワークの運用や構築をする人、ヘルプデスクでユーザーサポートをする人あたりが海外で多いでしょうか。

このあたりのスキルと経験がある人なら、ハイクラスな現地採用になれる可能性も高いですし、日系企業のみならず外資系のグローバル企業でも評価されます。

最初は日系企業の現地採用や駐在員としてその国へ入り、もっと長く滞在するために現地で外資系グローバル企業に転職する人は、私の周りでも見られるようになりました。

それとは逆に、現地採用として海外就労した経験を活かして、日本に帰国して日本側から現地の拠点やパートナーとの間に立つ、いわゆるブリッジエンジニアなどになる人もいます。

もちろん、日系SIer・通信企業やアプリ・ゲームなどの開発会社がアジアを中心に現地拠点を構えていることが少なくないので、このような現地拠点を統括する駐在員も需要があります。

ITの技術や用語は世界共通で、国境はありません。

その点、ITは海外でも日本でも就労やステップアップのチャンスは多いので、海外に興味があるIT業界の人は、ぜひ一度挑戦してみませんか?

日本のIT業界の体質に苦しんだ私だからこそ、海外のIT企業で日本とは違う働き方を知ってもらいたいと思います。

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職種について

次に、職種についてまとめてみたいと思います。

あらゆる業界で必要とされる営業職、そしてエキスパートとして評価される専門職の人が、需要もありビザも発給されやすくて有利でしょう。

営業職

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どんな業界であっても、セールスを担当する営業職がいないと売上は伸ばせません。

そして、日本側や現地日系企業との取引が多い場合は、言語や商習慣の面で話が通じやすい日本人の営業担当が求められます。

やはり日本の商習慣は独特なものがあるので、日本人同士のほうが話は早いんですよね。

だから営業職は、駐在員でも現地採用でも海外就労の機会は多いでしょう。

特に日系企業の海外拠点のトップになる駐在員は、多くの場合は営業職出身の人になります。

将来的に海外拠点のトップを希望する人は、営業職のキャリアを積むほうがいいんじゃないでしょうか。

 

専門職

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専門職で特に多いのはエンジニアやIT系であり、他に経理や寿司職人などもあります。

いずれもある特定のスキルにおいてスペシャリストとして評価される扱いなので、現地採用でもハイクラスな求人も多いです。

専門職はそのスキルがあるか否かがもっとも重要なので、語学が苦手だったとしてもそれ以上にスキルの高さを認められたら、総合では高く評価されます。(もちろん現在語学が苦手でも、後から語学を習得するのは求められます。)

また、多くの現地人にないスキルを持つスペシャリストですから、就労ビザだけでなく、将来永住権を狙う場合も有利です。

ハイクラスな現地採用や将来海外への永住を希望する人は、専門職でキャリアを積んでチャンスを狙うのがいいと思います。

まとめ

以上、現地採用・駐在員など、海外就労を希望する人が目指すべき業界・職種についてまとめてみました。

なお、駐在員も現地採用も求人の多くは非公開求人です。

そのような求人を見逃さないためにもリクルートエージェント、dodaのように、駐在員や現地採用など海外就労の案件に強いエージェントを利用したほうがいいでしょう。

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また、このようなエージェントは、すぐに転職を考えていない場合でも無料の面談でキャリアの棚卸しや市場価値を確認することができるので、今後の指針を定めるのに役立ちます。

このようにエージェントは利用価値が大ですので、うまく活用していつでも動けるように準備して、いざ転職する時にチャンスを逃さないようにしましょう。

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それでは、また!

  • この記事を書いた人

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

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