海外就職

海外就職にコールセンターってアリかどうか考えてみた。

2015-08-30

こんにちは、さむさんです。

海外就職しようと求人を探してみると、よく見つかるジャンルの一つがコールセンターです。

私が従事しているのはITヘルプデスクですが、ユーザーと電話やメールでのやりとりもあるので、コールセンターのジャンルの一つとして扱われる事もあります。

こういう電話のみならず様々なチャンネルでやりとりする事から、最近は「コンタクトセンター」という言い方もされるようになりました。

でも、実態はそれほど違いはないんですよね。。。

(私の場合は電話よりメール等でテクニカルなサポートをするのがメインなので、典型的なコールセンターとは違う気もしますが。)

わざわざ違う言い方をしたくなるくらい、コールセンターのイメージが良くないからなんでしょう。

このような書籍も話題になるくらいですから、この悪いイメージは定着していると思われます。

そんな現状にもかかわらず、海外就職でコールセンターを選ぶのはアリなんでしょうか?

私はコールセンターだろうが、きっかけになるものはなんでも利用すべきだと思います。

しかし条件があまりに悪いところに行って、自分を安売りしないでほしいですね!

目次

とにかくマイナスなイメージのコールセンター

chikusho

コールセンターに良いイメージを持つ人って、皆さんの中にもいらっしゃいますでしょうか?

事実Googleで「コールセンター」検索しても、一緒に出てくるのが「ストレス」とか「きつい」とかネガティブな単語なんですよね。

おまけに海外にオフショアして更に安上がりにしようという流れもありますから、ますますイメージは悪くなる一方。

数年前に、フジテレビで「サヨナラニッポン~若者たちが消えてゆく国~ 」というドキュメンタリー番組がありました。

真面目に取材している番組ですので、これ自体は一見の価値があると思います。(ネットで検索すれば今でも見れるようです)

ただ、とにかく番組が暗い!ハッキリ言って暗すぎます。

このTogetterまとめを見ても、その暗さは感じられるんじゃないかと。

前やったボンビーガールは矢印がプラスの方向に振り切ってますが、こちらはマイナスの方向に振り切ってるんですよね。

おすすめ
ボンビーガール「マレーシアで月給20万円のセレブ生活」は本当なのか?に答えてみたよ

続きを見る

こういう編集のやり方だと、海外でのコールセンター勤務だけでなく、海外就職自体まで悲壮感があるネガティブなイメージを植え付けるのでは、というのが正直な印象です。

だいたい私だって別に日本をサヨナラしたわけじゃないですし(苦笑)

様々な業務形態があるので一概にキツいとは?

率直に言いますと、コールセンター系の仕事はそれなりのストレスはあるのは否めないです。(どんな仕事でもそうですよね。)

基本的に、ユーザーさんは何かしらの問題があるからこそ電話をかけてきます。

その人の性格や状況次第では、ピリピリしたムードになる事は避けられません。

ただし、こういうコールセンターには様々な業務形態があります。

特にキツいと思われるのは、不特定のエンドユーザーを相手に対応するコールセンターですね。(いわゆる B to C)

そういうところのコールセンターは離職率は高いようですし、正直私もそういうところは無理だと思ってます。

逆に比較的楽なのは、社内ヘルプデスク等相手が限定されたコールセンターですね。(いわゆる B to B)

やはり同じ会社内で何度も問い合わせして付き合うことになる関係ですから、ユーザーさんもあまりキツくは当たれない状況ではあるかと思います。

特に初めての人なら、絶対にB to Bのコールセンターがいいですね。

応募の段階でどういう業務形態なのかは、しっかり確認した方がいいでしょう。

でも、あまりに条件が悪いところはやめたほうがいいでしょう。

callcenter_jibun_shidai

海外でのコールセンターだと、とかく給料が安いというイメージがあります。

一部の都市でのコールセンターは、通常の現地採用よりも低い給料のところもあるようです。

私が聞く限りだと、大連やバンコクあたりでしょうか。

特にタイは人気がある為か、就職希望者も多くて現地採用の給料は元々高くありません。

そんな現地採用の給料よりも低いんですから、生活は厳しそうですね。

逆に、クアラルンプールのように通常の現地採用より高めの給料のところもあります。

希望者が多くない分、条件面でどうにかしないと人を集められないという事情もあるのですが。。。(汗)

個人的な考えですが、時に辛い事もある海外生活を乗り切るためには、自分なりの思い入れのある国に住むべきです。

だから何が何でもタイに住みたい!という事でコールセンターで入るのも一つの選択肢ではあります。

しかし、あまりにも他の現地採用よりも低い待遇でも納得できるのか?と思います。

自国民と違って保証がない外国人ですから、海外生活は想像以上にお金がかかります。

時に日本食食べたり、帰省して家族に会う余裕も無いギリギリな生活でも大丈夫!というのなら問題はありません。

ただ、多くの人にはそれは難しいんじゃないでしょうか。

この国大好き!それに日本より物価が安いし!という言葉につられないで、本当にその条件でいいのかは冷静に考えた方がいいと思います。

きっかけはなんだっていい。そこからどうするかは自分次第では?

binbo

コールセンターではスキルは身につかないのでは?という話もよく聞きます。

でも、本当にそうなんですかね?

どんな仕事でも、なんらかのスキルが身につくきっかけになるはずじゃないでしょうか。

私の場合も、今まではエンジニア相手の仕事ばかりしていましたので、今回初めて非エンジニアを相手にしたわけです。

テクニカル面でもカバーする分野は変わりますし、技術に明るくないユーザー相手に口頭やメールでどううまく説明すれば分かってもらえるか鍛えられましたよ。

それにコールセンターは、IT系や営業職並みに海外に出やすい仕事の一つです。

海外に行ってみたい!という人は、利用する価値はあると思うんですけどね。

色々ありますけど、やっぱり海外就職は楽しいです。日本じゃできない経験をたくさん積むことができました。

しかし海外に行くという事は、多くの人と違う「道なき道」を進むことになります。

入口としてコールセンターとして使い、その次の段階や出口をどうするか、自分なりにしっかり考える必要があるのは忘れてはいけないと思います。

だから、居場所が欲しかった。_1
『だから、居場所が欲しかった。』から海外就職後のサバイバルを考えてみる

続きを見る

追記

実際の海外就職で内定するまでは、このような流れになります。これでイメージは沸いてくるのではないでしょうか。

おすすめ
やった!内定!
タイとマレーシアへの海外就職でアラフォーの私が内定するまでやった事を時系列でまとめてみた

続きを見る

  • この記事を書いた人
Self_portrait_nagumosam

さむさん

うつ病による退職後、アラフォーでタイとマレーシアで海外就職を実現しました。 現在は東京から、日本や世界の壁を越えた新しい働き方や生き方を追求中です。

-海外就職

© 2024 Borderless World Powered by AFFINGER5